2020/01/16

 寒中お見舞い申し上げます

 一人のランドセルを背負った小学生の女の子が、わたしの前を走って通り過ぎました。ピンク色の顔を上気させて。

 朝の登校時間と犬の散歩が重なりました。女の子の顔色は、久しぶりにみる健康色。常に患者さまの顔色を観察していますと、なかなかお目にかかることができません。

 寒中という時期でもあり、お正月のなごりの黄色や、ストレスの青や疲労の黒、寒さによる陽気の無い色。その女の子だけが白地にほんのりピンク色。ハッとするくらいのものでした。

   

  1月20日は大寒。暖冬といわれている昨今、暦の上では、例年ここで一気に寒くなる予想は当たるでしょうか?

 今年の旧正月は、新月の1月25日。この日からお餅を7日間食べると、一年の滋養がつくと言われています。七草まではどうぞお餅をお楽しみください。

 そして、2月3日は節分。寒気から風気に変り、2月4日は立春。一年の始まり。待ちどうしい太陽の明るさと陽気がもどって来ることでしょう。

  子供は風の子。陽気にあふれています。朝の女の子は、陽気のない今、からだの中にあふれるばかりの陽気を保っていることをうらやましく思いました。

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2019/12/31

お花のお稽古(お正月のお花)

 手にべたべたする感触。白い透明の樹液。付かないように格闘。

 お稽古は、お正月のお花。犯人は、若松。まっすぐな若松。枝のそこここに白い樹液が滲んでいました。「松は、切った先からぽたぽたとやにが落ちるので、手袋をしないとべたべたになりますよ」と先生がおっしゃる。

 初心者のわたしは、まっすぐのまま花器に生けます。その隣でぐいっと曲げられた若松がすまし顔で生けられていました。若松を主と後ろに配し、赤い実のついた千両を添えと中に、おおぶりの白百合は松の前と、客に。

 客に配した百合がこちらの胸元までせりだして、わたしの結界に侵入してきました。

 縦の空間が広げられ、横広がりの自分の観念が打ち砕かれました。新しい発見でした。風通しのために、向かって右半分は空けておくというのも新鮮。縦の圧巻、横のすっきり、たての若松の勢い。お正月らしい。

 また、したたり落ちるほどの、若松の樹液は、何万年後には、わたしの宝物のように琥珀に生まれ変わるのでしょうか?

 

 お稽古場に掛けられた掛け軸のことばで年末のごあいさつ。

 「無事是貴人」

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2019/12/16

鶏がらスープ

 大きな銅の煮込み鍋の中、頭の無い鶏がらが、ぼこぼこ灰汁(あく)にまみれて横たわっている。台所中、鶏がらスープの匂い。5時間あまり。

 寒さがこたえる時期になると、鶏がらのスープストックを作ります。

 今回は、くず野菜と生姜、お酒、ローレル、にんにくなどを加え、4匹で2リットル分できました。

 寒い日の朝、前日の残りご飯をいれて、卵入り鳥スープおじや。生姜、ねぎを散らすと温まります。ラーメン、カレー、シチュー、おでんのだしなど用途はたくさん。

 熱々にして塩コショウを少しふるだけで風邪の予防、冷え症の予防になり、患者さんにおすすめしています。分量が多く出来たら、アイスキューブにして必要分だけ使うことも出来ます。

 まるどりスープなど市販されています。無い時はそれでもかまいません。

 

 鶏がらコトコトをしている時の、ゆったりした時間の使い方、たまには良いものだと思います。

 

 

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2019/01/28

よもぎ湯

 湯船に浮かぶよもぎの葉。入浴剤仕立て。両手でもむと、ほんのり茶色のエキスが染み出して。

 昨年の夏、近所で摘んだよもぎ。大量に乾かして今日のような大寒の寒い日のためにとっておいたものです。

 湯上りはお肌しっとりすべすべ。乾燥注意報がでるくらい空気が乾燥する中、あくる日の朝もすべすべは保たれて、よもぎ湯の効果は満点です。また、早朝の小便行きたい感がありません。昨日の別の入浴剤との差が歴然でした。

 改めてよもぎのすごさを実感しました。

 毎日、冷え取りのために、治療室でもぐさロール(温灸棒)で患者さんの足陽関穴(足の外側、膝の上辺り)をはりをしてして温灸をしています。よもぎのもぐさ温灸が効くなら、全身入浴はもっと効果があるはずです。

 冷え症やヘルニア、神経痛をお持ちの方、お肌の乾燥が気になる人におすすめしております。

 一年で一番寒さが心身共にこたえる時期ですから。

 摘んでおいたよもぎは、あっという間無くなる事をみこして、ネットで、よもぎの入浴剤を注文しました。国産乾燥よもぎそのものを、自分でネットに入れて入浴剤仕立てにすると割安になります。めんどうな人は、パックになっているのをどうぞ。

 大寒を過ぎれば、節分、立春、旧正月。もうすぐ春。寒さはまだまだ続きます。

 

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2018/02/11

胃腸が動かない(旧正月5日前)

 平昌冬季オリンピックが始まりアスリートたちの熱戦に、自分のからだも一緒に動いているような感覚におちいります。

 十日ほど前の満月の皆既月食から次の新月、旧正月までは一年最後の土用(大晦日)で胃腸がほとんど動きません。寒いうえに胃が動かないとなると、からだがだるい、ねむい、むくみがひどいなどの症状がでます。休日は家でこたつに入ってうつらうつら。猛烈寒波のニュースに、大阪は雪が降らない幸運を感じます。

 昨日のはり治療は、雨降り、土用、寒いのミックスでなかなか患者さんのからだが反応してくれませんでした。冬対応の太い針を使ってもゆっくりしか動きません。穴に刺したはりをゆっくり回転させたり、雀がえさをついばむようになんども中にはりを押し込んだりしてからだの気や血や水を動かします。これが夏だったらあっという間に整うのにと何度も思いました。

 旧正月5日前。2月16日が旧のお正月。陽気が回り始めます。胃腸が消化を始めます。一年の滋養と健康のためにお餅を食べる習慣はこの日のためにあるのです。

 あと5日は大晦日、食べ過ぎないように。すっきり春を迎えましょうね。

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2018/01/22

防寒着(ズボン下)

 どんより曇り空。冷たい雨。風が体温を奪う。

 ついにやって来ました。マイナス67度のロシアから冬将軍。日本に舞い降りて寒さと大雪を降らせるという予報。

 一作日は暦の上では大寒。寒中は一年で一番寒い時。

 頭寒足熱。下半身の防寒はとても大切です。この冬将軍のために、今日から足元をウールのズボン下に替えました。ふんわり空気を包み込み皮膚にも優しい感じです。昨日までのテンセル(指定外繊維)とシルク混の重ね履きは比べると天と地ほどの違い。暖かさに余裕がありません。しばらく薄手のウール100パーセントのズボン下が離せません。(昔のらくだ色のパッチの女性版)
 
 96歳の父は、ユニクロの1・5倍暖かいヒートテックのズボン下愛用。長女は、爆暖というスバッツ。科学繊維の粋を極めた暖かさで怖いものなしだそうです。弱点は、少し暖かくなるとかゆくなる。静電気を帯びること。

 登山が趣味の友人は、スーパーメリノウールというウール80パーセントと化繊の混紡。かゆくなく、登山で汗をかいても汗がべたべたにならない、その上暖かい優れものだそうです。

 カシミア100パーセントでは、暖かさは最上級。値段も最上級。あこがれます。手が出ません。

 薄手のものを2枚重ねると効果的です。皮膚の弱い人は、肌に直接あたるところを天然繊維にするとかゆくありません。その上に爆暖スパッツなどにすると寒さを寄せ付けません。

 靴も大切です。冬は寒い地方の人がはくスノーシューズが理想的ですが,無ければ底が厚いものを。下からの冷えをシャットアウトします。

 朝の氷点下。大阪でもやってきます。しっかり防寒して寒中を乗り切りましょう。

 

 

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2018/01/08

腕力

 「重い」 危うくゴム湯たんぽを落としそうになりました。

 やっと熱が下がった朝、容量1リットル余りの湯たんぽが重くて持てない?はじめはどういうことかさっぱりわかりませんでした。持つと、前腕の筋肉が重く、湯たんぽを支えることができない。いつの間に筋力が落ちたのか?

 大晦日から風邪と発熱。抗生物質を3日間服用した後のこと。胃腸が荒れて消化力が落ちているため手の前腕の筋力が効かなくなったと思われます。わずか3日にしてこうでした。しばらくは、おかゆに梅干生活。お正月のおせちや雑煮とも無縁の生活が続いていました。もちろん、腕力だけが無くなるわけではありません。足が重く3階の自分の部屋にもどるのもしんどい。

 人のからだは、手の腕力と足の大腿や下腿の筋力はみな胃や腸につながっていることがよくわかりました。手や足だけではなく、からだにも力が入らない、胃腸が完全に動いていない。

回復して少しずつ食べる量が増えてくるとだるさも無くなり重いものも平気で持てる、歩く距離が以前にもどる頃にはからだのだるさが無くなって時間がくればお腹がすく日常にもどりました。

 食べすぎとは無縁な清貧なお正月になりました。

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2017/12/25

クリスマスの副産物

 あめ色に焼き色がついた、まるまるのローストチキン。きれいな箱に詰められて我が家にやってきました。

 子供が小さい頃は、お手手のところ、肉がたっぷりついているもも肉、とじゃんけんで取り合いをしていました。今年は、家族が減り子供たちは就職や結婚で家を離れました。肉の部位はより取り見取り。張り合いもなくさみしいクリスマス。いつも手作りするピザもつくりませんでした。

 手を油でギトギトにして口いっぱいにほおばる姿はなつかしい思い出。家族3人で食べよいところを食べてクリームスープを飲むとそれでおなかがいっぱい。張り合いがないと満腹中枢がすぐ働いてしまうようです。

 食べたあとは、鳥の骨をたたいて髄を出して、鶏がらスープを作りました。水、生姜のかけら、にんにく、ねぎを入れて、一時間ほど煮出します。鶏がらスープは骨に適度の肉がついていて濃いだしがとれます。

 にぎやかだった家族の昔と今、親から子供への世代交代。スープはそれをつなぐこころと身体をを変わりなく温めてくれるクリスマスの副産物となっています。

 

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2016/12/21

冷蔵庫

 ごそごそ、がさがさ、出てくる出てくる、賞味期限ぎれの霜にまみれた塊、塊。肉に至っては、豚なのか、牛なのか判別できない。

 冷凍室を掃除しました。お正月のための食品を収納するのに買いすぎたものを冷凍にしよう、その前に整理しょうと・・・

 一段分スペースを開けたのに、入りきれない・・・。宅配の注文時、これもあれもとたくさん注文した結果でした。

 そういえば、このところいつもおなかいっぱいが続いていました。冷蔵庫のものを消費しなければというプレッシャーが作りすぎと食べすぎの連鎖となっていました。

 少し自制心がでてきたところに掃除を思い立ちました。一家の台所は、胃腸の具合と一致するといいます。クリスマスを前に冷凍室を手始めに、野菜室、冷蔵室と順々に掃除する予定。そして、お正月の食材は、買わなくても十分そろっていることに気がつきました。まだ宅配が年末に来るにもかかわらずです。

 本日、12月21日時点。

 

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2016/01/29

すっこむ

 十年に一度来るか来ないかの寒さ、ふるえました。大阪は雪が降らなくて幸いでした。

 一年で一番寒い大寒。古傷、神経痛が痛みます。年配の人たちは家の中にすっこんでいます。

 同じように、人のからだの中の気や血を動かすエネルギーもからだの奥深くすっこんでいます。はり治療に来た患者さんには、冬バージョンの太めのはりを使い深めに打ちます。すっこんでいる気がゆっくり動き出します。

 立春まであと一週間。はり治療がよく効く季節のはじまりです。

 

 

 

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