2017/10/09

ホセ カレーラスの自制 2

 胸いっぱいに膨らませ伸びやかなテノールが会場にひびきわたる。「椿姫」(乾杯の歌)。拍手喝采が鳴りやみません。 

 あらためてホセ カレーラスの歌声を聴いてみました。よどみなく、長くながく、申し分ない声量。高音低音割れず、痰の濁音ない。となると食事の自制はいつも完璧か?

 天候の読みはどうでしょう?世界を飛び回る公演の日々は最も注意しなければならないはずです。地元日本人でさえ季節の変わり目は体調を崩す人が多いところです。このところの28度の高温の日は、暑気に近い養生を要求されるでしょう。服も半そででだいじょうぶ。すこしからだを冷やす食べ物でもかまいません。おくらや胡瓜、茄子、季節のくだものの酸味も必要です。梨、りんご、みかんなど。但し、せきをしている時はみかんはいけません。

 雨の日は、日本の梅雨と考えて、湿気を飛ばすために生姜やにんにくを料理に使ったり、ゆで小豆で利尿作用を強めたり。

 飛行機で日本入りしていきなり秋本番の気候(10月20日過ぎ)なら、空気の乾燥と冷気のために肺に直接影響します。のどのいがいが、喉痛、かすれ声など。また、風邪をひくことも許されません。枯れた肺を潤すために、はり治療では、尺沢という肘の前面の穴に針を打ち肺とのどを潤します。かりんをはちみつに漬け込んだかりんジュース、大根をさいころ状に切ってはりみつに即席に漬けたはちみつ大根などがこれにあたります。食べ物も、カレーのピリ辛味より、酸味をいれたものが良いといわれています。ワインをのんで食事をするのも良い方法です。また、豚肉、すっぽんを食べるのが燥季の養生です。

 ヨーロッパの秋は、乾燥がひどく皮膚もかさかさ。たっぷりの保湿剤をつけてはだの潤いを保つと聞きました。秋にきっと強いであろうカレーラスの大阪フェスティバルホール公演は、万全の体制でのぞめることでしょう。公演に行きたかったのですが、仕事のある土曜日でした。残念。

 

 

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2017/09/28

ホセ カレーラスの自制

 70歳のカレーラス、極意は「常に自制」

 9月29日朝日新聞夕刊の大物歌手特集の中の見出し。ホセ カレーラスといえば3大テノールの一人。11月にシンフォニーホールでコンサートの予定です。

 舞台に立ち続ける秘訣は、「自制すること。良くない物を避け、正しい飲み物や食べ物を正しい時にとる。公演前は話しすぎない。わたしたちの楽器は声帯なのです。これは、空調、空気汚染、時差などあらゆるものに影響をうけてしまう。楽器のようにケースにしまうことができない。わたしたちのからだの中にあるのだから自制とプロフェッショナルな姿勢が必要です」と語っていました。

 自制とプロの姿勢は、東洋医学の養生につうじるものがあります。11月といえば、声、のど、風邪などが気になる肺の季節です。

 さて、カレーラスはどんな自制(わたしは養生と呼びたいです)で日本の秋(燥季)を乗り切るのでしょうか?

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2017/09/17

台風とはり治療

 動かない。動かない。からだの動きが遅い。
 
 台風が明日大阪にやって来るという日。来院されてきた患者さんは軒並み1時間半という長丁場の治療でした。

 台風と秋雨前線の影響で窓の外は雨。湿度80パーセント以上。雨の湿気に夏ばてのからだ、停滞する水分が動きを悪くしている原因でした。

 ラジオやテレビでは河川の氾濫、土砂くずれに注意、あふれた水路などには近づかないよう、また早めの非難指示などが注意喚起されていました。

 人のからだにも同じようなことが起こっていました。台風接近に呼応するかのように、からだの中も湿熱という土砂が肝臓周辺にたまり、胃腸は湿気が停滞し手足、顔、まぶたををむくみという形に変えて出しています。腎臓のろ過機能の減退も相乗効果を上げてさしずめ、湿気(水)の氾濫したからだ。テレビラジオそしてからだから発する情報がおおかたで一致しているのが面白いと思いました。

 しかし、動かないのはいけません。湿熱の土砂を太目のはりですくい取り、
次に、腎臓辺りの水の氾濫を、通りを良くしながら蒸発(気化)させ、胃腸の湿気は、消化液を出して代謝をよくせよと、はりをして脳から命令を出させます。

 台風という暴風雨を前に、多くの患者さんのからだが天地のはざまで行き場を失いそうになっていました。

 水路点検、溜まった土砂を取り除く。防災のいろはをはり治療でも行ってるのです。

 時間をかけてやっと調整できた患者さんには、小豆もしくは小豆茶、コーン茶、なつめなどで湿気抜きをして下さいと伝えました。

 水の備えはできました。暴風はやり過ごすしかないのでしょうか?

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2016/11/13

乾燥

 恒例の干し柿作りがひと段落しました。たくさんのスライス干し柿が作れました。

 ということは、空気が乾燥しているということです。エアコンをつけた部屋の湿度は、40パーセント前後となってのどの渇きや不快感が。顔の乾燥も気になるところです。

 北欧で暮らしていた知り合いが、この時期は、一ヶ月にひと瓶の保湿クリームを使い切ると話していました。注意して見てみると、手足が乾燥のためかさかさになっています。べたべた塗りつけるのはきらいなわたしですが、北欧の例を参考に保湿クリームを塗るようにしてみました。

 まず、お風呂に保湿系のバスミルク、湯上り後、手足の気になるところに保湿クリーム。秋の養生は、豚肉を食べるでした。冬に向けての豚肉ですが、その性質は、滋陰でお肌はしっとりします。豚足を鶴橋のコリアンタウンで買ってきて食べたらいいよと患者さんに教えています。乾燥がつらいアトピーの人には特におすすめしています。

 この時期のはり治療は、どうでしょう。夏に摂りすぎた水分を空腸や回腸を動かし排出させ、燥気(今の時期を燥気といいます)のやや乾燥ぎみに合わせるか、乾燥がすすみ枯れすぎた体調を元にもどすかの選択になります。

 いずれにしても、乾燥のしすぎはいけません。からだにとって、ほどほどの乾き具合が内外ちょうど良いということになっています。

  

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2016/11/02

正倉院展

 正倉院展に行ってきました。 

 待ち時間10分。この日この時だけは、奈良の都のみやこびと。聖武天皇のゆかりの品々にうっとりでした。会場は、時がタイムトリップして現代と奈良時代と行き来しているようで不思議な空間になっていました。周りの人たちも熱に浮かされたようにたちどまったり、歩き回ったり。

 ひときわ大きな幟(のぼり)は、聖武天皇一周忌法要で飾られた大幟。色鮮やかに風にはためく様子が目に浮かびました。

 奈良時代の貨幣、和同開珎。人々が日々の生業の中で使われていたものと思うと重みずっしり。

 ポスターにもなっている漆胡瓶(しっこへい)はペルシア風水差し。中国唐代に制作されシルクロードの終着点、奈良の都に伝わりました。

 帰りは、奈良公園を横切り、興福寺、猿沢の池を回りました。熱におかされたみやこびとは、広大な公園をゆったりした歩幅で歩くことで平常心に戻りました。

 快い疲れがでて、その夜は早めにまぶたが重くなりました。

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2016/10/17

過去の部活より今の運動

 肥満度や歩く能力は、過去の運動経験に関係なく、今運動しているかにかかっている・・・。

 体育の日にちなんでスポーツ庁がまとめた記事が10月10日の朝日新聞に掲載されました。

 ベーネ南船場治療院でも、初診の患者様に学生時代に何かスポーツをしていましたか?今何かスポーツをしていますか?と尋ねるようにしています。学生時代の運動習慣は、成長期とあいまって骨格や内臓がしっかり出来上がっているかの判断基準となるからです。

 学生時代の運動の体力貯金は、社会人になるとどんどんすり減り、今どのくらい残っているかは初診の時に想像することができます。

 スポーツ庁は、運動習慣と健康の関係を調べた結果、週一以上運動している人は、普通体重の維持及び、1時間以上歩ける(但し、65歳以上の人)とのアンケート調査結果が出ています。まさしく、過去、学生時代に運動をしていた人も、貯金を使い果たした後は、年齢を重ねるほどに、今運動している人に比べると体重維持や歩ける時間の差が出てしまうということなのです。

 学生時代帰宅部であったり、もともとからだの弱い人でもウオーキング、ジョギング、ヨガ、ジムでのトレーニングをこつこつやり続けると、普通体重の維持はもちろん、はり治療をすると、はやく効果があらわれます。もしくは、はり治療なしでも体調維持が自然にできてしまうのです。

 体育の日、運動会シーズン、からだがうずうずしている皆様、運動靴を履いて近くの公園まで歩いてみませんか?何なら、少しジョギングしてみませんか?

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2016/09/23

夏ばて解消のヒント

 本日の相撲の一番、豪栄道と日馬富士の一戦。危ないところを首投げで勝った豪栄道。13勝全勝で館内を大いに沸かせました。

 大阪府寝屋川市出身の元気印、豪栄道関に比べ、こちら、台風、秋雨前線の大雨、洪水、暴風に追い討ちをかけられた夏ばての体。疲れが倍増しているところです。

 夏ばては、暑さの残存が上半身に残っているか、または、汗をあまりかかなくなったため、おなか周りや下半身に水分(湿気)が溜まってしまうことによりおこります。

 はり治療はもちろんのこと、お家でも夏ばてを回復することができます。

 からだの暑熱をとるために、はちみつレモン。セロリ、もやし、枝豆、すいか、うり、メロン

 胡瓜(胃腸の熱を冷やす、水分代謝を活発にする、小便が良く出る、むくみが取れる、冷えを抜くことが出来る)

 豆腐、あずき、みそ、なす(湿気を除湿)

 生姜(胃腸の湿気を取る)

 お肉を食べるなら、ジンギスカンのラム肉(うなぎ、山芋、おくら、大根おろしでラム肉の代用になります)

 今夜の夕食のヒントになれば良いですが。夏ばてを解消して、明日もまた相撲中継を観戦予定。関取たちの力強い熱戦にパワーをいただきましょうか・・・
 

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2015/11/23

かりん

 台所の隅から独特の甘いにおいがプーン。

 はちみつかりんジュースのために買ったかりんのにおい。表面がべたつき、甘い香りにつつまれていました。

 硬いかりんを薄くスライスするために念入りに包丁をとがなくては。

 空気が乾燥するこの時期、のど痛、せきに良いかりん。はちみつを加えると更に薬効が増します。思い切って国産はちみつを買ってみました。1000g3600円。割高ですが、のどが痛いとき自分ののどを潤してくれるものに良い材料を使える贅沢さをありがたく思います。

 2-3ヶ月後にジュースは出来上がります。それまでにせきやのどが痛くなったら大根はちみつの促成でしのぎましょう。大根5cmくらいをサイコロ状に切り、かぶる量のはちみつを加えます。半日で大根の水が上がってきたら、それをお湯か水で割って飲みます。

 香りの良いかりんか大根のにおいの差はありますが、風邪の時の強い味方であります。

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2015/11/01

詰め込みたい

 ダンボール1箱分のりっぱなさつまいもが届いたらどうしますか?それも中がオレンジ色の無農薬安納芋。

 S子さん(38歳主婦)は、オーブンで焼いてから切り分け、美味しい干し芋にしあげました。焼いたままだとたくさん食べることが出来ないということで。

 「夜も苦しくて安眠できません。からだが重い。常に眠い。まぶたが重い。のど元まで芋がきているようです。何とか、食欲を止めて欲しいです。でも、干した芋を見るとまた食べたくなります」

 小さな赤ちゃんの頭大の安納芋を干し芋にしているS子さんの姿が想像できました。

 秋になると何でも美味しい。収穫時期を向かえたさつまいもやジャガイモ、かぼちゃ。これを食べると胸が確実に詰ります。

 のど元まで芋をつめてはり治療に来られたS子さんに次のような話をしました。

 森の動物は、おなかにたくさんのものを詰め込んで冬眠に入ります。その後は春まで何も食べません。人は食欲の秋におなかいっぱい食べて、そのままクリスマス、年末、正月と食べ続けるのです。秋になると、動物の習性がそのまま出てしまうのかもしれません。

 S子さんには、ウルトラマン体操、胃伸ばし、整体、背中のスイナマッサージ、内関ー公孫、隠白穴の瀉血。1時間半以上はり治療をして、やっと胃腸が動き出しました。

 大変な思いをしておなかが楽になったS子さん、「一人でがんばらず、皆に配ります、本当に美味しい芋なんです」と言って帰っていかれました。このまま冬眠しない人間の詰めたいという衝動、つけは風邪引きやそれに伴うギックリ腰、首の寝違いとなる確率が高くなります。

 皆様、詰めすぎないでくださいね。

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2015/10/26

満腹 まんぷく

 夕食の献立に足らないものをスーパーへ買いに行きました。ちようど秋の収穫祭と銘うって北海道フェァが行われていました。予定の材料以外に何種類かの食材を買い込みました。

 帰宅していざ冷蔵庫に収納しようとすると・・・

 冷蔵庫の見晴らしが悪い。これは、いつもの満腹パターンに陥りかけている構図。年末年始を待たずして詰め込みすぎの。そして、自分のおなか具合もそのようになっているではありませんか。

 デパートやスーパーでの秋の催し物の誘惑は捨てがたいものがあります。山積みされた秋の味覚、海の幸、山の幸、ハローインのかぼちゃのロゴマーク。おいしい新米。

 冷蔵庫の中を整理整頓して3日分位の献立予定をたてました。3日間は何も買わない、誘惑に負けないと決心しました。

 そうしたらわたしのおなかの満腹感もなくなるかしら?

  

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