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2019/05/16

ハンバーグの口

 むくんだ顔。表情にとぼしい。覇気が全く感じられない。

ゴールデンウイーク10連休明けの朝、Oさん(30代男性)ははり治療に来られました。

 昨年末よりベットから朝起きれない。何もする気になれない。すべてがおっくう。夜も薬がないと寝れない。食欲ない。仕事が行けなくなった。心療内科で薬を処方してもらっている。

 今日は何時に起きた?

 10時に起きました。

 がんばって時間に遅れないで来たね。朝ご飯は何を食べた?

 野菜ジュース。

 昨晩は?

 納豆、ご飯、カット野菜、

 それだけ?

 買い物に行かなかったのでそれしか食べるものが無かった。

 買い物行く日は決まってるの?

 病院行く日とここ(べーね治療院)に来る日だけ。あとは家に居る。

 延々の会話の中で何か糸口はないかと毎回疑問に思ったことを聞いています。今回のキーワードは何事にもおっくうという言葉と好きな食べ物がハンバーグであること。今は食べる気がしない、お腹が減らないといいます。

 第一番目のはり。胸をひらき消化を促進する内関(手首内側少し上)と公孫(こうそん、膵液を出し消化をよくする、足の内側、親指の付け根後方)、内庭(ないてい、薬の副作用を取り除く、足2-3指の股)、三陰交(さんいんこう、七情をコントロールする、足内側くるぶしの上)・・・

 はり治療が終わりそっと顔色や表情をうかがいました。表情筋がすこし動いてくれていました。はりで体調を整えると心が整い、心が整うと体調が整いやすくなります。

「ハンバーグの口、ハンバーグ食べたいモードにしましたよ、胃腸がしっかり動いているよ」

「食べたくなった」

「帰り道、お店探してみたら良い」

 心療内科の治療、はり治療、良い面、足りない面を見極めながらOさんが一歩でも前へ進めますように。

 

 

 

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