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2019/04/30

太極観 (第一番の選択)

 ヘルニアの患者さんを往診しました。激痛で5日ベットに寝たきり状態。

 幸い仰向けだったのでくまなく身体を触ることができました。左腰下部、臀部奥までかがむと激痛。ヘルニアの手術を昨年されたので再発かもと思いました。幸い、特有の足のしびれがなかったので少し安心。

 太極観(第一番の選択)をよく考えて次のように穴を取穴。復溜(ふくりゅう、腎虚を治す穴、足の内側下方)、委中(いちゅう、腰背を主治、腰痛の特効穴、膝の裏中央)、内庭(ないてい、きつい痛み止めの副作用を取る、足第2,3指の股)、太衝(たいしょう、ストレスを取る、足の親指の股)、環跳(かんちょう、腰痛の特効穴、股関節上部)、崑崙(こんろん、腰痛の特効穴、足アキレス腱の外側)。

 痛み止めのはり、環跳か委中を一番に打つはずでした。第一番のはりは、効果が50パーセントだからです。それを、ヘルニア原因の腎虚を50パーセントにもっていきました。この患者さんは腎虚をしっかり補って、腰すべてをカバーして欲しいと思ったからです。べつの腰痛の人には、環跳を打ったほうが良い場合もあります。この時は打つ理由が5つ以上思い当たりました。

 太極を見極めること20分。動き出したからだの反応に遅れないよう何手か穴を繰り出し、結果的に早く治療をおえることになりました

 人のからだの病を診て、勝ち出る時、和解する時、形勢を逆転させようとする時、50パーセントの第一番、選択の妙(太極観)を考えることの大切さを改めて思いました。

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