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2018年12月

2018/12/31

太極拳昇段試験

 「合格」の文字が目に飛び込んできました。心臓が早鐘のように打つ音が聞こえました。

 12月中旬に太極拳の初段の試験。昨年のリベンジ。
 
 夏の頃から受験に向けて講習会に通いつめての合格。正直ほっとしました。

 去年と今年の違い?というと、昨年は、やって疲れる太極拳。力が入る。軸がずれる。上下ばらばら。
 
 今年は、最後の1ヶ月前ごろから、もっとやっていたい太極拳に変りました。力を入れない。軸がぶれない。足裏に意識がいく。疲れない。元気がでる。勝手に腹筋がつく。自分の気の流れがわかる、など、はり治療にも役立つようになりました。

 はり治療をする者は、武道にも通じたほうが良いとかねてから言われています。武術太極拳、型の中に武術の要素満載。経絡のことがわかる私には、これからの練習は誰よりも有利かもしれません。

 一生の宿題のやっとスタートラインに立つことができました。

 今年も残すことあと一時間あまり、色々なことがありました。来年が皆様にとって良いお年になりますように。

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2018/12/20

 誕生 2 十全大補湯

 白い透明な皮膚、白さを通り越して蝋人形のような手、指。唇の色はありません。

 娘が病院から帰ってきた日の姿。

 出産後の身体の状態は、中国では、五奪(ごだつ)の一つにあたります。久病でやせ衰えたもの、大出血の後、大発汗の後、大下痢のあと、出産のため大出血した後。

 産後一ヶ月は、床上げせずおとなしく体力の回復を待ちます。はり治療は体力が無さ過ぎてできません。唯一、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)という漢方薬を使ってで体力を早く回復させることができます。鶏肉と薬といっしょに煎じます。我が家でも、ことこと1時間あまり煎じると、部屋中濃厚なにおいが立ちこめどこか懐かしく安心する感じがします。

 体力が無い上に昼夜逆転の赤ちゃんの世話。気分はささくれて言葉に棘がある娘。濃厚な味の漢方薬を飲んでくれています。

 子供のときから、はりに漢方薬がつきものの環境に育ちました。当然飲むものと思ってくれているので助かりました。

 昨日、見た手指が、ややピンクいろに見えました。少し失った血が補われてきているように見えました。あと10日で一ヶ月。早くもとの身体にもどってほしいです。

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2018/12/14

 誕生

 かすれた弱々しい声。小さな口を大きくを開けて泣く。手は、大人の親指くらいの大きさ。まさに泣くと顔が赤い。

 2300グラムで1ヶ月早く生まれました。男の子。初孫。

 娘の妊娠中は、5ヶ月になって、7月のいぬの日に住吉大社に安産祈願に行きました、腹帯の方を授けていただきました。(腹巻型の方は安定が悪いので。どちらを選ぶかは自由です)

 安産のためのお灸(5ヶ月過ぎれば始めてよい)もわたしが往診して続けました。(本来治療院に来てもらうか自分でしてもらうかです)

 病院に切迫早産予防で入院しました。この時は、電子灸(電気で温もるお灸、匂いは出ない)で安産のお灸をしました。病院は、シャワーしかないのでからだを温めることが出来ません。せめて赤ちゃんだけでもよう水の中は居心地の良いようにと願って。

 陣痛がおきて子宮口が3センチからなかなか開きませんでした。仕事の帰りに見舞いに行った際、合谷と三陰交に陣痛促進のはりをしました。無事に子供が生まれた後、「子宮が破裂するかと思うくらい痛かった。しばらく2人目はいらない」と言われました。

 インターネットが普及していろいろな情報が入ってきます。ネットを駆使して娘は、私より妊娠や出産前後の知識が豊富です。昔ながらの安産のお灸や陣痛促進のはりなどの情報は、あまり前面にはでてきません。

 お灸をする時は、換気扇、、空気清浄機全開。もぐさのにおいが部屋に染み付くと嫌がられながら、まだ私の話を聞いてくれるだけましか?と思いました。

 今は、徒歩20分の娘の家に仕事の合間に日参して、洗濯係、沐浴係、ご飯係、犬の散歩係をしております。終われば、97歳の父の介護に向かう日々。

 新しい命の誕生は、疲れと喜びが交錯した不思議な時間です。23年前娘を出産した時と比べ、出産グッツも様変わりしました。時代の流れを感じています。

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2018/12/04

「眠れる森の美女」 地主薫バレエ団 創立30周年記念公演

 鳴り止まぬ拍手、ブラボウの連呼。

 おとぎ話の幕引きに、もう少しこの場の雰囲気に浸っていたい。絢爛豪華、上気する劇中の人々、興奮する観客たち。

 地主薫バレエ団 創立30周年記念公演 「眠れる森の美女」 (The Sleeping Beauty)を見にいきました。

 観客層は、30周年にふさわしく着飾った子供から大人、年配の人たちと、このバレエ団の裾野のひろさがみてとれ、開演が待ちどうしいオーラが漂っていました。合わせて、盛装の主人公二人の等身大のパネルの設置。写真撮影OK。より大きな期待となって玄関ロビーが異様な興奮に包まれていました。ここからすでに公演の序章が始まっていました。。

 「眠りの森の美女」は、チャイコフスキー音楽の3大バレエの最高峰に位置するもので、地主薫先生の創立30周年記念公演の意気込みを感じます。

 クラッシックバレエ(古典中の古典)をどう見せるか?わたしのはり灸治療の見せ方と共通するところはあるのか?という思いで舞台を見つめていました。

 物語は,完結するには100年以上の歳月を要します。75分に25分の休憩、85分という公演時間。100年以上にわたる時間経過を、音楽を変えて字幕に頼るというテクニックで切り抜け、子供にもわかりやすいスムーズな話運びになりました。このおとぎ話は,100年の時をまたぐスケールの大きな話と改めて知りました。

 題名の如くオーロラ姫は美女中の美女。完璧に美しく、その上に感情を乗せていくんだというヒロインオーロラ姫の倉永美沙さん。(ボストンバレエ団ソリスト)テクニックはできて当たり前のプレッシャーの中で、バレエという言葉でそれをよく表現されていました。

 デジレ王子は、王子らしいたたずまいが似合う新国立劇場バレエ団プリンシバル奥村康祐さん。誰からも愛され100年の眠りからの目覚めのキスは甘く美しく、悪者を打ち負かす勇気を兼ね備えています。

 オーロラ姫の洗礼式に呼ばれなかった、カラボス(アレクサンドル・スモリャニノフ、ボリショイバレエ団)の衣装の色は、黒に渋い赤。ロングドレスの裾さばきにみとれました。風を切って歩くさまは、振り上げられた杖と一緒に、これから起こること、100年後にまで尾を引く筋書きを一気に語る効果が際立って見えました。淡々と流れていく物語に、黒一点が大きな存在感。

 リラの精は奥村唯さん。、カラボスの禍いを和らげる唯一の光。優しく慈悲深くつつましやかな印象。

 永い眠りから覚めたオーロラ姫の美しさ。手の先から足の先までの繊細な動きとともに感情があふれんばかり。デジレ王子もそれに答えるかのように強くたくましい王子らしさとなってみえました。

 古典中の古典をパソコンやスマホ世代にどう見せるか?

 玄関ロビーで、観客を序章のところまで誘い込んだこと。ピンクのプログラムのとびらを開けるわくわくした思い、ヨーロッパの森の100年の眠りを短時間に認識させたこと。豪華な衣装や背景に観客の目が奪われたこと。なじみのあるおとぎ話のよく知られている主人公たちに、また会えたこと。耳に心地よい生オーケストラ(びわこの風オーケストラ)が物語りにいつも寄り添っていたこと。30周年記念公演に向けてバレエ団の踊り手さんや裏方スタッフの方々が、例年以上に一丸となってよく輝いていたこと。枚挙にいとまがありません。

 バレエは素人の私ですが、物語の構成やテンポ、バックグランド、多方面にわたってはり治療と共通するところがあり興味深く鑑賞させていただきました。

 はり治療は、観客(患者さん)の脳とからだに針(はり)という言葉を使いコミュニケーションをとっていく医術。神経系統、筋肉系統の異常は、顔、脈、舌などで判断。異常が解消され心地よさと痛みなどがとれる、その日その時の1回限りのからだの芸術作品ともいえるのかしら?と思えたバレエ公演でした。。

 地主薫バレエ団のこれから先35周年、40周年、50周年と更なるご活躍をお祈りしております。 

 

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