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2018/11/19

燥季と宝物

 枯れ葉、かさかさ。御堂筋のイチョウも見ごろです。

 秋の燥季は、中国大陸の西方シルクロードの気候に似ています。折りしも、正倉院展が開催され、奈良の都大路をゆったり歩いて一日を過ごしてきました。

 宝物を年に一度虫干しをするのに合わせて展覧会が開催されるというのは、理にかなっています。朝夕の気温が下がり、空気が乾燥する今、湿度の高い日本のつかの間のからっとした気候。燥というからには、50パーセントからは下がり30-40パーセントになります。咽喉のかれ、皮膚の乾燥がおこります。

 風邪のような肺の乾燥感。からせき、朝夕の温度変化に慣れないために体調を崩してしまいます。雨が降ると、温度が下がり冬の足音が聞こえてきます。夏の35度以上が平気だった数ヶ月前の記憶をきっぱり忘れてくださいね。

 西方から唐の都長安(今の西安)にもたらされた宝物は、シルクロードの終着点奈良の都までゆっくりと時間をかけて届きました。湿気の被害を避けながら乾燥を良しとした色鮮やかな宝物の出来ばえ。西方の地に思いがひろがりました。

 宝物の保存には乾燥を。人には、適度な潤いを。

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