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2017/10/27

晴れやかな顔

 「治療院から出てくる人、皆が晴れやかな顔だったんですよ」

 30年前の開業したての頃からの患者さんが久しぶりに来院されました。その頃3歳だった娘さんも結婚して5ヶ月の妊婦さん。

 「U子ちゃんのはらおびの巻き方を教えるなんて思いもよらなかったわ」

 昔の話をひとしきりした後、U子さんのお母さんが話し始めました。お母さんもおじいちゃんに連れられて小児はりに行っていたそうです。娘のU子さんにも小児はりを受けさせたくて良いはり治療院を捜していました。

 地下鉄日本橋にあった気功堂治療院(ベーネ治療院の前の名前)を通る時、出てくる人が皆晴れやかな顔をしていることに気がついたそうです。名前からは良くわからないけれど、きっとはりが上手な先生がやっているのだろうと思ったそうです。それから30年、ずっと治療に来てくれています。

 はじめて聞きました。

 何よりも晴れやかな顔を一般の人と見分けてくれていたことに驚きました。はり治療を受けた後のおじいちゃんの晴れやかな顔を子供ながら覚えていたのでしょうか。

 小さいU子さんにも何とか良いはり治療を受けさせてあげたい思いがわたしたちの伝承医学につながりました。U子さんの生まれてくる子供さんもきっとはりと縁ができることでしょう。

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