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2017年9月

2017/09/17

台風とはり治療

 動かない。動かない。からだの動きが遅い。
 
 台風が明日大阪にやって来るという日。来院されてきた患者さんは軒並み1時間半という長丁場の治療でした。

 台風と秋雨前線の影響で窓の外は雨。湿度80パーセント以上。雨の湿気に夏ばてのからだ、停滞する水分が動きを悪くしている原因でした。

 ラジオやテレビでは河川の氾濫、土砂くずれに注意、あふれた水路などには近づかないよう、また早めの非難指示などが注意喚起されていました。

 人のからだにも同じようなことが起こっていました。台風接近に呼応するかのように、からだの中も湿熱という土砂が肝臓周辺にたまり、胃腸は湿気が停滞し手足、顔、まぶたををむくみという形に変えて出しています。腎臓のろ過機能の減退も相乗効果を上げてさしずめ、湿気(水)の氾濫したからだ。テレビラジオそしてからだから発する情報がおおかたで一致しているのが面白いと思いました。

 しかし、動かないのはいけません。湿熱の土砂を太目のはりですくい取り、
次に、腎臓辺りの水の氾濫を、通りを良くしながら蒸発(気化)させ、胃腸の湿気は、消化液を出して代謝をよくせよと、はりをして脳から命令を出させます。

 台風という暴風雨を前に、多くの患者さんのからだが天地のはざまで行き場を失いそうになっていました。

 水路点検、溜まった土砂を取り除く。防災のいろはをはり治療でも行ってるのです。

 時間をかけてやっと調整できた患者さんには、小豆もしくは小豆茶、コーン茶、なつめなどで湿気抜きをして下さいと伝えました。

 水の備えはできました。暴風はやり過ごすしかないのでしょうか?

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2017/09/05

平城宮跡

 奈良の唐招提寺から薬師寺を秋篠川に沿って歩きました。大和西大寺駅にもどって平城宮跡を延々半周で、夏ばてのからだはギブアップ。

 その日の朝は、からだが重くできたら一日ごろごろしていたい感。暑かった夏の日は、元気を出して仕事に行っていたのに、暑さが一息ついたところで夏ばてでしょうか?

 秋篠川の水量はほどよく、吹く風にとんぼが飛んで秋の気分。足の重たさのため目的地徒歩15分がかなり長く感じられました。このコースは、40年前の住み込み内弟子時代の自転車散歩コースでした。

 唐招提寺の金堂のひなびた茶色は記憶のままで、薬師寺の東塔が解体修理のため見れず、40年前にはなかった西塔が復元されていました。

 平城宮跡は、朱雀門と金堂が目新しく、あいかわらず何もない原っぱのままが往時をしのぶのに都合がよく、何もないから何でもあるようで想像は無限大です。若草山が近くに見え、青い空と緑の草木が上下左右360度のびゆー。一緒にきた娘は、スマホでそれを撮って喜んでいました。

 20年前、子供が小さかったころ、春になると弁当とボールを持って一日中遊んだ話をしました。ボールがスマホに変わったものの、子供のころと同じように自由の羽を伸ばしていました。

 一日中歩いて、最後の平城宮跡半周で疲れてしまいました。ところが、歩き回ったせいか、夏ばてのからだのだるさがとれて足が軽くなり、娘は、足のむくみが最後の半周でとれたと言っていました。

 夏ばてでも足を動かすと胃腸が動きます。それについで、水分代謝が活発になりからだの調子が良くなるのを自ら確認しました。

 平城宮跡には、20年、40年などまったく気にしない、時間経過を考えることすら忘れてしまう無の世界があるように感じました。

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