« 2015年5月 | トップページ | 2015年7月 »

2015年6月

2015/06/29

湿度80パーセント

 雨がぐずついてじとじとした日、治療室の湿度計は80パーセントを超えていました。

 気を利かせたスタッフがエアコンをドライにしてくれていたにもかかわらずです。天井のプロペラ扇風機も強にしてぶんぶん回して湿気を飛ばしにかかりました。

 お昼を過ぎる頃、なんか寒い。寒がりの患者さんに冬用の毛布をかけても寒がられました。窓際の観葉植物の葉っぱがドライの風に揺れています。

 ためしにドライを消してみました。葉っぱの揺れは止まり、扇風機をソフトにするだけで人心地をつくことができました。湿度80パーセントでも、実際のところではヒノキの床材が湿気を調節し、居心地良くしてくれているのだと思いました。

 人為的なドライやエアコンは温度と湿度がともに高い時には有効ですが、この治療室では室温27-28度の時は逆効果でありました。日本家屋に使われるヒノキパワーを実感。夕方まで扇風機ソフトのままだけでいけました。

 これからの一年、四季を通してどんな発見があるか楽しみです。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/06/22

ヒノキの香りたつ治療室

 「素足で歩いてもいいですか?」

 新治療室にきてくれたM子さんは、うれしそうに入ってこられました。

 開院して1ヶ月。いごこちの良さをますます感じるこの頃です。ヒノキの床がこれほど落ち着くとは思っていませんでした。その香りは日本人の心のふる里、といわれる意味が少しわかるような気がします。

 ひのき舞台、ヒノキ風呂、といえば気品があり立派なという代名詞です。節ありとはいえヒノキにまちがいはなく、この一点のこだわりをもって新しい治療室を作ってもらいました。快適さに加え、抗菌作用、消臭作用、ダニ抑制によりアトピーや喘息を防ぐと言われています。また、脳刺激を鎮静する、風邪の予防にも役立つそうです。

 法隆寺の五重塔のヒノキの柱は、何百年の風雨にさらされていますが、カンナで一皮けずるとプーンとヒノキの香りがした、また、屋根瓦の重みでゆがんだ柱の、その重みを外すと、柱は数日のうちに真っ直ぐにもどったと宮大工の西岡常一さんが絶賛していました。ヒノキは生き続けているということです。

 外は人々が行きかう商店街、中は、ヒノキの香り立つはり治療室。

 日々お疲れの皆様には、最高のはり治療にておもてなしさせていただきます。
 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/06/14

子宝のはり 3

 I子さん(32歳)が出産8ヶ月ぶりにはり治療に来てくれました。

 独身時代大きな病気をかかえはり治療を受けに来られました。結婚後、病院からの薬は最小限にとどめ元気な子を授るように治療をしていました。

 「今日は1時間しか時間がありません。子供のお乳のタイムリミットです。主人に今見てもらって出てきました。」

 なつかしいI子さんのからだはほっそり。胸がぱんぱんに張っています。子供の夜泣きのため睡眠不足。加えてよく出るお乳のため血虚(貧血)がひどくなってやつれていました。ひどい肩こり。断乳のタイミングを保健師さんと話し合い、1歳になるまではとがんばる決心をしたそうです。自分の薬は母乳をあげるためあれから一切飲んでいないと。

 治療穴、照海、衝陽、三陰交。ゆっくり滋陰、ゆっくり補血、ゆっくり腎精を補いました。

 やつれたなかに自愛に満ちた母親の強さが見て取れました。「子供の夜泣きには桶屋奇応丸(ひやきおうがん)金粒を飲ませてあげてね」と伝えました。わたしの3人の子育てにも大変お世話になった日本の小児和漢薬です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/06/08

入梅

 この一週間の中に夏と冬と梅雨がないまぜにやってきました。

 5月は、25度以上の夏日がありクーラーをつけました。夏用の肌布団をあわてて出してきたり。小玉すいかをおいしくいただきました。

 ところが、数日前、なんか涼しい・・・から寒いとあわてて薄手のセーターを着ても寒い。30度を経験しているからだに20度前後の気温は予測できずふるえました。夜は床暖をいれて一息つきました。もちろん夕食はからだの温まるカレーに。隠し味には鶏がらスープを入れて。ベーネ治療院でも毛布を出し暖房をいれてやっと落ち着きました。新しい治療室の暖房と空調も効きが良かったので冬場は安心。ヒノキの床まで温熱がしっかり届いていました。

 梅雨入りをしてからの雨は、見事に食欲が無くなりからだがだるい、小便が出にくい、からだがむくむといった症状が多く聞かれる様になりました。

 気候の変化に翻弄されるわたしたち。朝の天気予報を聞き一日の予定を立てはり治療の季節のシュミレーションをして治療室に向かいます。朝、昼、夜がまるで異なる季節のはり治療をすることが起こり得るからです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年5月 | トップページ | 2015年7月 »