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2015/05/06

94歳の腰痛  2

 94歳の父の腰痛から一週間、33歳のぎっくり腰の急患が来院。

 ゴールデンウイーク中につき病院は休み。奥様に付き添われてやって来られました。ベットに横になることが大変そうで寝返りもままなりません。はり治療は初めて。

 毎夜毎夜の父の往診のおかげであせることなく対処できました。

 手足の腰腿点(腰痛に効果のある穴)に針を刺すだけ「いたーい」と大騒ぎ。さながらガリバー旅行記のガリバーが小人たちに縛られているようなシーンに近い状態です。大きなからだから恐怖の?汗。

 「ゆっくり腰を左右に動かしてください」

 「ゆっくり膝を曲げて腰を持ち上げてください」

 「はりを動かされるのが痛いというなら、ご自分で腰をひねったりしてゆっくり動かしてください」

 ここまで来るのに10分足らず。恐怖の顔は安堵の顔に変わっていました。動けるという安心感は、恐怖と痛さに耐えてくれました。出来そうもなかった寝返りもゆっくりできて、環跳穴や崑崙穴をしっかり響かせました。うめき声は上がりましたが耐えていただきました。

 後は、超音波を腰に10分あて腰の筋肉細胞を活性化して終了。

 「なんとかしてくれるからと言われてはり治療に来ました。強烈なインパクトがありました」と言って33歳の急患様は帰っていかれました。

 さて、33歳はなんとかなり、94歳は、往診7日を過ぎてもなんとかなりません。ベットに寝るのも難儀。起き上がるのも難儀。ましてや寝返ることも。61さいの年齢差。往く年の風雪と積年の疲れのなせる業。年齢は、皮膚のはりや艶、髪の色という外見だけではなく、中身の機能も激変していることでしょう。気血の流れが悪い。

 今日も往診に行きます。

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