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2015/04/06

食べる力(胃の気)

 この世に生れ落ちてご飯がおいしくいただける、食べる力があることを胃の気があるといいます。お父さんお母さんからもらったコップの水(腎精)とともに、生きていくうえでとても大切なものです。

 S子さん(39歳OL管理職)は、1週間に4-5回の出張を数ヶ月繰り返し、体中ボロボロの状態ではり治療に来られました。不規則な食事、短時間の睡眠、休日返上、山のような仕事、精神的にも肉体的にも限界を超えていました。

 力なくベットに身を横たえているS子さん、猛烈な肩こりを訴えていました。

 脈は、沈細、無表情、目力乏しい。

 脈を診た瞬間、わたしはS子さんを叱りました。「こんなことになるまで放っておいて」S子さん自身も自分のからだがいつもと違うことに気がついて駆け込んで来たとのこと。

 S子さんは、腎精も胃の気も少なくなって命令をしても動かない状態。大切なものが残り少なくなり、強制停止。、出張に行けない。何もする気になれない。食欲ない。

 はり治療は、ひたすら腎精と胃の気を増やすこと。増やすのにたっぷり2時間以上かかりました。腹くう動脈あたりがスムーズに動くように、その他の内臓が自分の働きを全うするように、はりと温灸で無くなったものを補しました。関元、三里、水泉、衝陽、太渓

 「元気がでてきました、少しおなかがすいてきました、肩こりが無くなりました」

 S子さんを見ると、顔に表情と生気がもどって柔和になっていました。

 「休日返上の働きすぎは、老化だけでなく命をどんどん削ります」 こんこんと言い聞かせました。

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