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2015/04/14

環境とからだ

 「先生の頭の中を見てみたい」

 T子さん(45歳OL)がはり治療のさなかにこう言いました。

 T子さん手足は凍りのように冷たくなかなか温まらないのが悩みの種でした。聞くとその理由は、一日中いる会社のビルの構造にありました。

 コンクリートの上にじかに敷かれた薄いフローリング。エアコンをつけても上ばかり暑い。足もとは冷える。夏でもあまり外に出ない。パソコン業務をしていると下半身が異常に冷える。

 わたしは、T子さんの職場環境をよく聞き脈と舌とを合わせて次のように考えました。

 T子さんのからだは、会社の環境そのまま。頭熱足寒に陽気を回し、頭の熱を足に、足の冷えを頭に回して涼しくさせる。それは、会社のエアコンの温かい空気が下に下りるようプロペラ扇風機を回すのと似ています。「先生の頭の中でどう考えているか見てみたい」という言葉が出てきたゆえんでした。実際、あれだけ氷のように冷たい手足が陽気を回すことですぐに温もってきました。

 扇風機をまわすだけではなく、机の下に断熱マットを敷く。足元に足温器か湯たんぽを置く。ひざ掛けをかける。また、夏には外に出て太陽にあたり汗をかいて陽気の貯金をして欲しいと伝えました。

 湯たんぽとひざ掛けだけで寒い冬をしのいでいたT子さん。さっそく職場の環境を変えてみると言って帰っていかれました。

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