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2015/03/23

五十歩百歩

 「ヤマザキパン、フジパンなどの菓子パンを食べるより、パン屋さんのおかずパンを食べる方が栄養価が高いのでそちらに変えました」

 U子さん(34歳OL)は、朝昼2回のパン食について、自信をもってわたしに言ってくれました。

 超ハードスケジュールの会社勤めをやめたところです。九州にある専門学校に入学する前に体調整えと、これからの養生を聞きにはり治療に来てくれました。。

 からだがしんどい、気力がわかない、何もする気が起こらない。肩が異常に凝る。食べるとすぐ眠くなる、仕事をしょうと思ってもすぐ眠くなる、と力なく答えるU子さん。

 わたしは、U子さんに朝昼夜の食事について聞きました。冒頭の、驚くような答えが返ってきました。夕食にやっと米飯とおかずを食べる。忙しくて最近ほとんどご飯をたけなかったU子さんの持論は、こうでした。「世の中にカップラーメンばかり食べていてもどうもない人もいる中で、自分はパンの種類を変えて栄養に注意をしている。だけど体調が悪い・・・」

 「五十歩百歩と言う言葉を知っていますか?カップラーメンばかり食べようと、パンの種類を変えようと似たりよったりです。おかずパンは少しましと言う程度です。毎日、朝昼2回のパン食は、胃腸が詰り消化スピードが極端に落ちます。胃もたれは、からだをだるくさせ眠くなります。栄養もかたよるので内臓がその本来の働きを全うできず、疲れたからだを回復する力も無くしてしまったのです。会社勤めもハードでした。

 九州に行って勉学に励もうと思うのなら、食生活を変えないと。からだがだるい時はパン生活はいけません。ご飯を炊いて簡単なおかずを作る。小学校の家庭科で習った、赤、黄、緑の栄養素をまんべんなく摂る。胃腸が快調な時は、からだがだるくなることはありません。授業で眠くなることはありません。」

 はり治療は、気血を補いながら食積(パンの詰り)を流す。腎精不足を補う。

 「先生、気力がわいてきました。やる気がでてきました。肩が楽になりました。」

 その言葉が出ると同時に治療終了。2時間近くかかりました。枯れて倒れるまでにはり治療に来て欲しいと思いました。大阪生活もあとわずかと聞いていたので、九州に行ってもできるU子さんにあった導引術(古来中国で発達した自分で出来る健康体操)を教えました。

 U子さん、大阪の空から応援しております。

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