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2015/02/16

異文化交流 歌舞伎 3

 「2-3日前から思うような声が出ない」

 本番4時間前の空き時間にOO太夫さんがはり治療に来られました。2月公演も半ば、そろそろお疲れが出る頃かと想像しました。

 脈を診ると腎虚になっていました。

 「寝不足、疲れすぎ、動きすぎになっています、おなかの底から声が出にくいと思います。良い声でこの間曽根崎心中を語られていたのにね」

 「見にきてくれたの?」

 「はい。どうして鴈治朗さんはOO太夫さんを指名されるのですか?声が美しいから?」

 「御大の声質と似ているからと人は言っているけれど、語っている言葉が分かりますか?」

 「どうりで、鴈治朗さんのせりふと語りがおなじように聞こえてどちらが言っているか区別がつかない時が何度かありました」

 「せりふに合わせるように語っています」

 目と耳を集中して歌舞伎独特の雰囲気の中に身を置くという新しい経験は新鮮の一言。本物をリアルタイムで見ることができる贅沢。ビデオや映画とは異なる日本の伝統芸能・・・。

 と考えている間、15分あまり。腎虚がとれて鼻歌が出てきたのでぎりぎり治療終了。本番2時間前までに食事をして松竹座にもどる計算をしました。合わせて、気持ちがよくなって本番眠くなってしまうのも避けたかったので。
 

 

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