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2014年10月

2014/10/31

子供の味覚が危ない

 食欲の秋、何でも美味しい季節になりました。

 先日テレビを見ていると、シェフが食材の味を最大限に引き出したスープを作り小学生の子供たちに飲ませ、その元の材料が何であるか当てさせていました。

 子供たちは生き生きと目を輝かせながら、その味を当てていました。添加物を使わない食材本来の味を理解する味覚を持って欲しいというシェフの思いがそこにありました。

 ハンバーグ、スパゲティ、カレーとくれば、子供の好きな食べ物。今日は何が食べたい?と聞くお母さんにすかさず「ハンバーグ」と答える子供。子供の数少ないレパートリーの中での繰り返しでは味覚は育ちようがありません。シェフはそれを憂いていた訳です。

 数日後、友人と一緒に食事をしました。アジアン料理の店でした。タイ料理のチキンフォーを頼むと、ヨクナム(魚醤)が隠し味になって美味しく食べることができました。それを友人に言うと、「美味しいは分かるけれど、一般の料理にしても元の味がどんなものかよく分からない。」と言う言葉が返ってきました。何がどう美味しいのかがわからない?料理の一つ一つの食材の味のハーモニーが理解できないという大人。わたしの友人だけではないと思います。

 今の子供たちの将来をみるようで、シェフの危惧するところがよく分かりました。

 料理は人のからだを養います。正しい味覚は人のからだと心を豊かにするのだと思います。

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2014/10/26

開院10周年お礼

 ベーネ南船場治療院は、開院10周年をむかえました。Img_2553


 ひとえに患者さまのお引き立てにより治療活動を続けてくることができました。この場をかりてお礼を申し上げる次第です。今後なお一層のはり治療の技術の研鑽に励んでいく所存でございます。

 わたしたちは、肩こり、腰痛治療だけではなく、女性に優しい、冷え性、生理不順、疲労性症候群、子宝のはりなどを得意科目としております。ご自分へのご褒美に、また仕事や生活でのお疲れに、はり治療にておからだをリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?

                                    ベーネ南船場治療院  院長   陳秀香

                                                 

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2014/10/22

パン生活とシャワー生活

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 さらっとした秋らしい午後、Mさん(35歳、建設業)が腰痛で来院されました。

 「腰痛は、だるい、思い、痛いの割合はどのくらい?」

 「だるい、重いが60%、痛いが40%、腰を後ろに反らすことができません」

 だるい、重いと聞くと私は必ず食生活を聞くことにしています。独身のMさん、朝、昼、コンビニのパン、コーヒー、仕事の現場に飯屋さんが見当たらない時にそうなります。夜は、お母さんが作る夕食。

 重労働にパン生活は、あまりにもかわいそう。栄養不足だけではなくからだや腰に湿気がたまり重だるさを感じることになります。夜のシャワー生活は、もともとの湿気に冷えが加わり寒湿腰痛となります。

 はり治療は、手の腰腿点、衝陽、臨泣、復溜、環跳、崑崙。

 Mさんには、3食中、2食がパンの炭水化物、からだを構成している細胞の3分の2はパンの栄養で成り立っています。きっとその細胞は、水気をたっぷり含んだぶよぶよの細胞だろうと想像できます。栄養の偏りのまま重労働を続けると疲労もとれず、早晩からだが破綻するのは目に見えています。昼は、お母さんに具だくさんスープや野菜サラダなどを作ってもらって現場にもって行くように伝えました。シャワー生活を正したのはもちろんのことです。

 さらっとした秋らしい日にもかかわらず、からだの中は湿気でだるい体調になっている人はよく見かけます。食欲の秋、お菓子、芋、栗、かぼちゃ、じゃがいもなどでも短期間でMさんのようになることができますよ。
 

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2014/10/12

台風予報とからだ

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 大型で非常に強い台風18号に続いて19号が接近中です。気象庁では、気象衛星ひまわり、気象レーダーなどから正確な情報を発信。時々刻々と台風の予想進路を伝えてくれます。わたしたちは、テレビ、ラジオ、パソコン、スマートホンなどからそれを簡単に知ることができます。

 情報手段が乏しかった昔、雨や台風の接近をどう知りえたでしょうか?

 山にもやがかかってきたら水蒸気が多く、湿気が増えていることがわかる。雨が近い。雲の変化により気候の移り変わり、気象の変化を知る。雨が近づくとリウマチの調子が悪くなると老婦人。気圧の関係で調子を崩すという人。

 身近な気候の変化を五感をとぎすませて的確に判断していました。自分たちの生死にかかわる重大事であるからです。台風が来る前に米や作物を守るために。自らの命を守るために。

 天の気候は千変万化。人のからだは、如何?からだの中は見えません。雨が近づくと、湿気が増え影響は胃腸や手足をだるくさせます。寒さや冷えは下半身に冷えの症状を出します。季節はずれの暑さ寒さは体調を崩します。正確な体表観察、脈診、舌診、顔面診などが不調の判断材料になります。気象レーダーみたいなものかもしれません。古来よりの経験の積み重ねとその伝承によりはり治療はなりたっています。

 テレビでは繰り返し台風情報を伝えています。わかっていても災害は思わぬところからやってくることがあります。細心の注意をはらっても払いすぎることはありません。この際、からだの中の不調の訴えにも耳を傾けてみてはいかがでしょうか?

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2014/10/06

生理不順

 台風が去って湿気を吹き飛ばしてくれました。吹きかえしの風は涼しいというよりは肌寒い。夜遅く帰る人は厚手の上着が必要です。

 今年の夏はなかった感が強いのですが、すっかりそのつけは19歳の娘にまわってきました。自活している次女が久しぶりに帰ってきました。

 生理痛がひどく婦人科でピルの処方を受けているとのこと。生理周期が45日。デパートの婦人服の売り場に勤めていて一日中クーラの中。夏の間ほとんど外へ出ない生活でした。

 「このままだと不妊症になるといわれたのでピルを飲むことに決めた。それから、お医者さんに職場ではズボンを着用するようにという診断書を書いてもらった」とスキニーパンツをはいていました。

 一年目を離した間に体調が激変していました。生理周期を普通にもどすためにピルで調節する、というのが今の婦人科の主流になっているようです。自分のからだのことを母に相談しないで決めたこと、親離れのなせる業かと思いましたが大ショック。

 治療は、生理時に黒い塊が出るお血と、血が少ない血虚と診断。左右の三陰交、左右の太衝の穴にはりを打ちました。ピルは飲むとして、家にあった桂枝ぶくりょう丸(お血をとる)、四物湯(血虚をとる)を飲むようにいいました。確かにこのまま放っておくと不妊症、子宮筋腫や卵巣膿腫などの温床になるところでした。2-3ヶ月ピルと漢方薬との併用で様子を見ようと思います。

 暑がりだった娘が、ズボン着用で仕事をしている姿。クーラーの影響恐るべし。夏がなかった今年のこれから訪れる冬の寒さ、皆様侮る事なかれです。

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