« 夏が無い?? | トップページ | 気口九道 脈診の宝物 »

2014/08/17

「ニースの窓辺」 ラウル・デュフィ展

Img_1130


 開け放たれた窓、広がる青い空、深い青みどりに映える海、白いヨットがまぶしい。

 「ラウル・デュフィ」展 大阪アベノハルカス美術館に行きました。朝一入場に40人が並ぶ盛況ぶり。

 「色の魔術師」といわれたデュフィは、20世紀前半のフランスで活躍しゴッホ、セザンヌ、モネ、ゴーギャンなどから影響を受けました。「ニースの窓辺」に広がる空と海の青は、青のバリエーションだけで、南仏の明るい空と海の奥行きと広がりを出して見せました。美術館までたどりつくまでの暑かった思いは、一気に窓辺の外にはき出された気分。涼しく爽快。

 デュフィ自身の青に対する思い入れは半端なものではなく、青こそ色の中の色と言わしめるほどの入れ込みようです。ほとんどの作品の基調は青。対比としての赤、オレンジをいれても作品は青。受ける印象は涼しい。夏向きの作品たちです。

 何故これほどまでの青なのでしょうか??

 答えは、かれの写った一枚の写真からわかりました。スーツ姿の白黒写真。はだしで靴をはいていました。白目が見える三白眼。端正な顔の鼻が白く抜けていました。かれはからだが燃えるくらいの暑がりだったと想像できます。逆気するためにのどが渇き冷たいものをよく食べたり飲んだり。鼻の白さは、胃腸が冷えていること表しています。

 視界に青が常にはいっていると心地よく、キャンバスに青を塗ることにより自分の火照ったからだを冷まそうとしたのだと思います。さすがに最晩年の絵は、青の迫力は無くなりどの色を配色しても黒色としか見えなくなりました。燃える熱が無くなったのでしょうね。

 今年の夏は雨が降り天候は不順。とても暑い日にデュフィ展に行くことをお勧めします。かれの思惑どうりひんやり涼しい時を過ごすことができます。わたしはと言えば、見ごたえがあって夢中になり、観覧の後どっと疲れがでてしまいました。

 色のチョイスも体調に影響を与えることがよく理解できた展覧会でした。


 

|

« 夏が無い?? | トップページ | 気口九道 脈診の宝物 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「ニースの窓辺」 ラウル・デュフィ展:

« 夏が無い?? | トップページ | 気口九道 脈診の宝物 »