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2014/04/21

手当て  2

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 母の日の定番はカーネーションと肩たたき券。

 M子さん(38歳主婦)は肩たたき券をもらえないお母さんになりました。

 肩こりがひどいM子さんは、毎日のように小学生の娘さん2人に肩をもんでもらっていました。ひどくなるとマッサージに通い、肩には揉みタコができ岩のように盛り上がっていました。

 初めてはり治療に来院したM子さん、文庫本を片手に持ちベットに入られました。それを見たわたしは本のことを聞いてみました。面白い本なら5-6時間で1冊読んでしまうという。趣味はお菓子作り。消費税が上がる前にお菓子の材料をたくさん買ったことを話してくれました。

 M子さんの岩のような肩こりは眼精疲労によるものと、趣味のお菓子作りにより、甘いお菓子のとり過ぎの二つがミックスしていることが判明。

 はり治療は、足三里(胃腸を整え水分代謝を高める)、公孫(膵液を出し消化を助ける)、太衝(肝臓付近の栄養過多をスムーズにし吸収を速める)、曲泉(目に血液を送り眼精疲労を取る)などの穴にはりを打ちました。

 治療後、岩のような肩は小さくなり柔らかさがもどりました。

 「肩や目が楽になりました。肩にはりをしないのに不思議です」

 「肩痛の相手と武術の試合をする時、肩を攻撃するか、一撃必殺の穴を攻撃するか、速さが勝敗の決め手となります。医療はその逆です。手足にある肩に効果のある穴を脈を診ながら探します。肩そのものにはりやマッサージをするということは、肩こりの凝った結果にアプローチをしているだけで、肩こりの原因の治療にはなっていません。」

 M子さん、家に帰って初めてのはり治療のことを娘さん達に話をしました。肩たたきは手当てでありスキンシップでもあった訳ですが、肩こりはお母さんの養生如何によるということを気づいたのでしょう。

 「もう肩たたきはしなくて良いね」といみじくも言ったそうです。

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