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2013年11月

2013/11/29

パンの女の子

 週一で訪れるカフェー。オフィスの一角にあります。パン屋さん併設のそこは、お昼時になるとOLやサラリーマンでにぎわいます。

 毎週金曜日お昼のランチを食べていると、決まって3歳くらいの女の子を連れたお母さんがやってきます。トレーの上にチョコクロワッサン、あんぱん、クリームパン、メロンパン、コルネパン、デニッシュパンとオレンジジュースをのせてちかくの席に座ります。たくさんのパンをいつも二人で半分にして食べています。見ていると、女の子はゆっくりすべてをたいらげにかかります。少し残すくらいで、また家で食べようねと言われて席を立ちます。

 昨日、その親子が、私の座っている真横に座りました。よく見ると女の子の手足はみかん色になっていました。こちらを見たときの顔色が予想どおり手足と同じ黄色でした。そして痰の絡ん咳を何度もしていました。

 いつも小さいからだで大量の甘いパンを食べてしまうことに驚いていました。その顔色と咳については、当然の成り行きと納得しました。

 甘い大量のパンは、湿と痰を生みます。小さい女の子の許容量を超えたパンは、痰のからんだ咳や痰となるにはたいして時間がかかりません。近い将来、胃腸が弱いのはもちろんのこと手足がむくんだりするでしょう。肩こりや生理痛も約束されています。

 たくさんのパンの食べかすを落として、女の子は、母親に連れられて満足そうに帰って行きました。痰のからんだ咳をしながら。お母さんはその咳をを風邪引きと間違えるのでしょうか?

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2013/11/23

乾燥注意

 御堂筋のイチョウの葉が黄色く色づきはじめました。唇がやけに乾燥しているなと感じました。

 東京の湿度が20パーセント近くに下がり乾燥注意報が出ました。

 今は一年で一番乾燥している時期です。木々は葉を落とし実に栄養がゆきわたります。甘く濃縮するには乾燥が第一。

 人のからだでは、唇や喉の乾燥、皮膚の乾燥およびかゆみ、咳、呼吸がしにくい、ドライアイ、ころころの便、などの不調がみられます。

 部屋の中は乾燥するので、温度計と湿度計を取り付けて注意深く観察してみましょう。加湿器を置く、洗濯物を部屋干しする、濡れタオルを吊り下げる等の工夫が必要です。

 はり治療では、胃腸の調子を整えて乾燥状態のからだに水分や血を補給するようにします。

 養生では、住環境には適温適湿を保つ、乾燥したからだには保湿液を、ブタ、すっぽん、猪肉などを食べるのが効果的。

 秋は駆け足で去って今年もあと40日たらず。冬ごもりをしない人間は程ほどの食欲を保ちましょう。

 

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2013/11/16

すきま風

 ゆっくり秋を楽しむ余裕もないままに木枯らしが吹きました。

 床暖とエアコンを入れていてもなんとなく寒い。
 
 窓枠に手をかざすと冷たいすきま風がスースー。すき間風を止めるL字のストッパーをダンボールで作り、窓枠に取り付ける。厚手のカーテンを北側の窓に掛ける。風が止まると暖房の効きが良くなりました。

 人のからだでは、背中の第7頚椎(大椎穴)から下(身柱穴)あたりで風邪や寒邪が出入りします。邪の侵入を防ぐためにタオルを当てたり服を一枚重ねるとからだが温まります。マフラーやストール、スカーフの使用も効果的です。

 はり治療では、後頚部の風池穴、風府穴で風邪を取り去り、大椎穴、身柱穴、風門穴、肺ゆ穴などを温め寒さを取り去るとからだが温まります。

 漢方薬では、桂枝湯、麻黄湯、葛根湯等で風邪や寒邪を追い出します。

 食べ物では、トリ、ねぎ、生姜を使った料理。からだが芯から温まります。

 予防は、夏に背中を太陽にあてる。背中を焼く。カイロを背中にあてる。背中を中心に乾布摩擦をする。 

 住環境をからだに置き換える、または、反対に考えると新鮮でわかりやすいと思いました。 

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2013/11/10

食欲

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休日の午後、淀屋橋から御堂筋沿いに天王寺まで歩きました。途中、予約していたレストランで昼食。

 お昼のうちご飯、日替わりを注文。玄米ごはん、牛すじ肉と大根の西洋風トマト煮込み、クリームコロッケ、レタスサラダ、ひじきの煮物、わかめの味噌汁。

 ふだん食べない玄米をゆっくりかみながらたっぷり30分以上かけて完食。久しぶりにゆったりした昼食を食べることができました。

 暑い夏、夏ばての季節を経て、台風が湿気を吹き飛ばしていってくれました。胃腸は湿気が無くなり一気に食欲の秋になりました。食べた先からおなかがすきます。食欲を止めて欲しい、食べ過ぎて口内炎が出来た、口をかんで困る、とはり治療に来る人が多くなりました。冬に冬眠する動物たちは、今の時期しっかり食べないといけません。人間は冬眠しないので程ほどにしておかないと体調をくずすことになります。

 数日後、わたしの鼻の中が腫れてきました。続けてたくさん食べるとそこが大きくなる。しまった。肺の延長の鼻の中の腫れ、、腸が同じように腫れて熱をもって食欲がどんどんでてしまう。その続きはお決まりのかぜひきが待っているところでした。 

 はり治療は、合谷、足三里、太衝、迎香。次の日から食欲が減り、自分でセープできるようになり鼻の腫れが小さくなりました。

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2013/11/02

魚の肺とえら

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魚の肺とえらは兄弟???

 小学生の時、理科の実験でフナの解剖をしました。おなかを恐る恐るメスで開けると、浮き袋(ひょう)や消化管(内臓)が見ええらのぎざぎざが印象的でした。

 「人体探求の歴史」  笹山雄一著  築地書館 を読みました。

 肺もえらも消化管(腸)の一部がふくらんで生じたもの、と聞いてひらめくものがありました。古代魚では当時肺はえらの補助器官として機能していたそうです。魚が海から陸に上がりえら呼吸から肺呼吸に変わりうる要素はそのときからあったわけです。それから哺乳類、人類の誕生までの道のりはあまりにも長い。

 肺と消化管(腸)は同じ機能をもっている。

 はり治療の東洋医学では、肺と大腸は表と裏で密接な関係があります。肺の病気を腸の穴を使って治療します。身近なところでは、食欲の秋に食欲が止まらなくて食べ過ぎていると、風邪をひいてのど(肺の延長)が痛い。はり治療は、風邪の治療に合谷(大腸経)や少商(肺経)という穴を使います。アトピー性皮膚炎でも、主に肺と腸の穴を使って治療します。

 古代の人は、魚の肺やえらが腸の一部から発生したことを知っていたのかしら?秋の夜長に未知のからだの世界が広がりました。

 

 

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