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2013/09/28

重い空気

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 ベットに横たわるHさん(37歳介護職員)、眉間に深いしわ、辺りに漂う重い空気。力のない低い声。
 
 「今日の調子はいかがですか?」

 「2日前からのどが痛くからだがとてもだるいです」

 Hさんの勤務は、日勤と夜勤のシフト制。寝不足にからだにだるさが加わるととてもつらいと思います。暑季の残りの火が上にあがりのど痛、同時に夏ばてのためにからだがだるくなっていると見立てました。

 しかし、このHさんをとりまく重い空気はなんでしょう?仕事の疲れや思いをすべてまる投げにしてぐったりしています。

 はり治療の良いところは、本人の訴える症状だけではなく治療をしている間に重い空気が少しずつ取れていくところです。溜まっていた気が流れ、血が通い、精が満たされ、思いが動き、意識が変わり、同時にからだが軽くなる。正しい判断が出来るようになります。

 初めてはり治療をする初診の患者さんは、何か効いた感じを覚えることでしょう。常連の患者さんは、からだをリセットしたいと思って来られるのだと思います。

 はり治療後のHさん、のど痛とからだのだるさが無くなったのを確認してもらいました。わたしの方は、Hさんの顔に優しい笑顔がもどり眉間のしわが無くなった事をそっと確認。重い空気はベット内に残していってくれたようです。
 
 次に来られる患者さんのために、窓を開け新鮮な空気を招き入れました。

 

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