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2013年9月

2013/09/28

重い空気

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 ベットに横たわるHさん(37歳介護職員)、眉間に深いしわ、辺りに漂う重い空気。力のない低い声。
 
 「今日の調子はいかがですか?」

 「2日前からのどが痛くからだがとてもだるいです」

 Hさんの勤務は、日勤と夜勤のシフト制。寝不足にからだにだるさが加わるととてもつらいと思います。暑季の残りの火が上にあがりのど痛、同時に夏ばてのためにからだがだるくなっていると見立てました。

 しかし、このHさんをとりまく重い空気はなんでしょう?仕事の疲れや思いをすべてまる投げにしてぐったりしています。

 はり治療の良いところは、本人の訴える症状だけではなく治療をしている間に重い空気が少しずつ取れていくところです。溜まっていた気が流れ、血が通い、精が満たされ、思いが動き、意識が変わり、同時にからだが軽くなる。正しい判断が出来るようになります。

 初めてはり治療をする初診の患者さんは、何か効いた感じを覚えることでしょう。常連の患者さんは、からだをリセットしたいと思って来られるのだと思います。

 はり治療後のHさん、のど痛とからだのだるさが無くなったのを確認してもらいました。わたしの方は、Hさんの顔に優しい笑顔がもどり眉間のしわが無くなった事をそっと確認。重い空気はベット内に残していってくれたようです。
 
 次に来られる患者さんのために、窓を開け新鮮な空気を招き入れました。

 

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2013/09/18

秋の準備

 台風一過、夏の湿熱がすべて雨粒に消えてしまいました。乾燥した空気は、温度が30度近く上がってもからだに心地よくサラッとしています。季節が一歩前に進んだ感じがします。

 夏の衣服を少し残し秋ものの用意をやっとする気になりました。青色系は、昼用のシャツ一枚を残して収納。タオルケット収納。あい布団、冬布団を干してふわふわに。秋ものスタンバイOK.。

 忙しい日々を送っていると、出来る時に一気にしておく必要があります。急に寒くなりあわてて服や布団をひっぱりだすことは避けたいです。準備万端にして始めて安心して秋を迎えることが出来ます。

 はり治療では、湿季のこの季節、一足早く秋(燥季)の穴(五臓六腑の金穴)にはりを打ちます。からだも秋の準備をする必要がある訳です。

 私たちは、うつろう季節の養生をすることこそが病を遠ざけ不老長寿につながると考えています。

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2013/09/16

青色 2

 治療室のベットの横、壁のハンガーに紺地に目の覚めるような青色の縦ラインのワンピースが掛けられていました。

 「今日はなぜその服を着たいと思ったのですか?」

 「朝服を選ぶ時、どうしてもこの青色を着たいと思いました。」

 一度は涼しくなった気温がまた30度を超えると真夏と違って我慢ができないぐらい暑く感じるこの頃です。朝夕涼しくても昼間は真夏日。一足早い秋の茶色系の服は天気の良い昼間は、見ていると暑苦しく感じます。患者さんの服装からその暑苦しさをよみとることが出来ました。

 その日は何人もの患者さんが夏日のいでたち。そのたびに「なぜ?」と問いかけていました。からだが暑いと感じると青色系の服を選択したくなる?街中のファッションがブラウン色で統一されているにもかかわらずです。体調が求めている色は往々にして無意識に季節の微妙な変化を良くあらわします。この数週間の季節の移り変わりは、夏を越えて本格的な秋を迎えるための準備期間です。
  
 
 
 湿季の今は汗をあまりかかないのでからだは水分代謝不良。本当に暑い日は青色が目に優しく夏の養生で、雨の日は黄色やベージュ色が恋しく梅雨の養生で、涼しい日は茶色が欲しく食欲がわきます。一日の中でも目まぐるしく季節が変化するので体調管理が大変ですが。

 はり治療では微妙な季節とからだの変化を見逃さずリアルタイムで治療を進めています。

 

 

 

 

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2013/09/03

遺伝子組み換え食品の真実

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 夏のある日、家の軒先に植えたゴーヤの雌花に蝶がとまっていました。その隣の雄花からの花粉を足につけていたのでしょう。2週間位で実が大きく成りました。

 「遺伝子組み換え食品の真実」アンディ・リース著 白水社を読みました。

 遺伝子組み換え作物が混入するメカニズムの一つに、近親種との交雑というのがあります。家のゴーヤが実をつけたように、非遺伝子組み換えとうもろこしに数キロ離れたところで栽培されている遺伝子組み換えとうもろこしの花粉がとび自然交配し遺伝子情報が容易に拡散するということ。

 遺伝子の「水平」転移では、細菌などの微生物を介して起きうること。具体的には、遺伝子組み換えの目印として使用される「抗生物質に耐性をもつ遺伝子」の遺伝子組み換え食品食べると、腸内細菌に転移して、新たな「抗生物質耐性菌」を生み出す。病気になっても抗生物質が効かないことになる訳です。

 「除草剤耐性」の形質が雑草に転移して新たに「除草剤耐性雑草」が出てさらに強力な除草剤が必要になることも容易に想像がつきます。

 このところ遺伝子組み換え作物のことがいろいろ取りざたされています。どういうことかはっきり分かりませんでした。しかし、その安全性と有効性の誤りが指摘され世界中で反対運動が起こっている現実。この本を読んで全容がわかりました。

 テレビを見ながら遺伝子組み換えをされたジャガイモでつくられたポテトチップを食べる風景。どんな遺伝子情報が組み込まれたジャガイモでしょうか?腸内細菌に転移して・・・・。

 また、数種類の遺伝子情報が組み合わされるとどうなるの???

 遺伝子組み換え飼料を与えられた家畜の肉を食べると言うことは???

 この夏ゴーヤの受粉を毎日観察していました。この本を読んでいる時に、近親種との交雑のページにハットするものがありました。

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2013/09/01

夏ばて

 8月23日の処暑を境に季節が変わりました。大阪の猛暑日は17日でストップ。

 湿季。

 秋雨前線の影響で季節の名のとおり湿気と暑さで夏ばてです。夏とおなじように暑く口は渇くけれど汗はそれほど出ない。飲んだ水分は下半身に溜まるばかりで水分代謝がうまくいきません。外が湿気の梅雨と違い、この季節は、からだの中に湿気が溜まることになります。その湿気がからだの中で熱を持って夏ばてと感じる人もいます。

 「何を食べたら良いですか?」はり治療後に患者さんからよく聞かれます。

 外気温はまだまだ30度を超える日が多く、暑い時には、セロリ、もやし、枝豆、瓜、すいか、メロン、胡瓜、
 
 湿度が高く蒸し暑い時又は湿熱の人には、豆腐、みそ、小豆、なす、人参
 
 のどが渇く、熱は無いのにからだが熱く感じる虚火、虚熱の人には、木くらげ、卵、あさり、とまと、バナナ

 冷えている人には、ねぎ、乾姜、胃も丈夫なら、にんにく、唐辛子、にら 

 夏の不養生がたたるこの季節。すがすがしい秋を迎える前に早めに夏ばてを取っておきたいですね。はり治療は夏ばてには効果的です。上半身の熱さをさまし下半身の水分代謝を活発にする、又からだの溜まっている湿熱をとって速やかに秋のからだに近づけるように調整することが出来ます。
 

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