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2013/02/13

パンの人

 「肩が凝って凝ってどうにもなりません」H子さん(39歳)は、ベテラン営業マン。肩は、岩のように盛り上がり首がにっちもさっちもテコでも動かず顔は苦痛にゆがんでみえました。。

 「H子さん、今日の朝ごはんは何を食べましたか?」

 「菓子パンです」

 「お昼は?」

 「サンドイッチです」

 「夕食は?」

 「忙しい時は、スーパーやデパ地下の惣菜です。主婦の自分がすることは、洗濯機がしてくれた洗物を干すぐらい」

 「お掃除は?」

 「お掃除ロボット」

 超忙しいスーパーウーマンの生活の一端を垣間見たようでした。主婦を自認することも仕事で忙しくて出来ず、いささか自虐的な口調で語るH子さん、そのストレスをどこにもっていったらよいのかわからず心の面からもにっちもさっちもいかない状態になっていました。

 お手軽なパンや麺類、イモ類、クッキーなどのお菓子類を食べ過ぎると、肩や頚に凝りというドロ血がたまることを伝えました。はり治療の前に、念入りにストレッチ整体をしてドロ血が流れやすいようにしてから足三里、公孫、曲泉、の穴を取りました。すぐに肩が楽になったことを確認してもらいました。岩のような凝りは、氷解して柔らかな弾力のある肩に変わっていました。

 険しい表情がなくなり穏やかになったH子さんに一つだけ提案してみました。仕事が忙しいなら、週に3-4回でも栄養がかたよらない夕食を宅配してもらう。その日は、仕事と自分のことだけ考える。休みの日は、主婦にもどる。便利な機器がああれば利用する。H子さんしかできないことをする。肩が岩のようになってきたら生活を見直すサインです。

 働く女性が主婦業をこなしながらがんばっていると、強い見方はお手軽なパン。私も小学校でのパン給食のなごりでパンが大好きです。続けて食べていると、肩が凝ってくるのが実感できます。子供の頃は、スポーツや遊びで手足を動かす中できれいに消化されていました。大人になって環境が変わりました。体を動かさない、その時間がない等の悪循環。

 凝りというドロ血は、肩ばかりではなく前腕、下腿前面など胃腸につながるラインもパンパンに詰まらせます。手足がだるいと感じる人もいます。H子さんに行ったストレッチ整体は、子供の頃の遊びやスポーツをしたあとの状態にもどしてからはり治療をしたことになります。ですから、肩に直接はりを打つことはありません。

 肩こり一つにその原因をよく聞いてあげることが大切だと思いました。また、パン以外に眼精疲労、風邪、血虚などのミックス型があり、どのタイプかを教えてあげることが予防につながります。
 
 

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