« 冬至前に冬がやってきた(寒気大過) | トップページ | 一週間のメニュー »

2012/12/21

治療をしない勇気

 H子さん(OL36歳)は、生理が来ないと来院されました。毎月14日にくる予定が、20日になっても来ないと。

 「妊娠の可能性はないですか?」

 H子さんは、不妊治療で婦人科にかかっていてタイミングをはかっていることは聞いていました。今月は、風邪をひいて熱がでたりで基礎体温もあまりよくなく、今日体温が36度5分に落ちたのに生理の兆候が全くないといいます。また、妊娠反応を調べてもマイナス。

 わたしは、彼女の脈を何度も見返しました。婦科の妊娠脈がかすかに滑脈が出ていました。生理の脈がややみえかくれする中でその滑脈は捨てがたくどちらともいえない状況でした。H子さんは、生理になって欲しい、わたしは、判断が難しい。その上、体温は今日落ちてしまった。はるばる遠いところから仕事を終えて来てくれた。

 「H子さん、今日のはり治療はやめておきましょう、生理にならすのは簡単ですが、妊娠している可能性も
捨てきれません。妊娠反応を調べても今はまだでにくいでしょうから」

 「妊娠しているかどうか脈でわかるのですか?」

 「わかります、しかし、遅れて6日ですからまだ確定はできません」

 わたしは、20年前まだ脈診が未熟だったころのことを思い出しました。明らかに妊娠していた女性にそのまま普通のはり治療をして帰しました。後日妊娠がわかり幸いにも何事もなく無事出産されましたが。その時使った穴の中には、胎児がおりやすい穴もありましたから。生理が止まって、1-2週間は要注意を肝に銘じました。生理が普段おくれて来る人にも注意です。そして、治療をしない勇気も大切なことだと思いました。

 

 

|

« 冬至前に冬がやってきた(寒気大過) | トップページ | 一週間のメニュー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 治療をしない勇気:

« 冬至前に冬がやってきた(寒気大過) | トップページ | 一週間のメニュー »