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2012/11/09

シンガポールにない

 「そんなところ何処にありますか?]

A子さん(30歳OL)は、アトピー性皮膚炎ではり治療に来られていました。先日数年ぶりに来院されました。顔のアトピーはきれいになって見違えるようでした。現在転職してシンガポールで働いているとのこと。

 彼女は、慣れないシンガポール生活の中、アトピーの痒みやからだの不調のたびに、はり治療院を探したそうです。行くところ行くところ、肩や腰にはりを打たれるばかり。脈や舌をみて治療をしてくれる先生がいないか、現地の知人に聞いてまわりました。

 「そんなところ何処にありますか?あったら私も行きたい。」「日本の大阪、心斎橋というところにあります」

 A子さんが初めてはり治療を受けたのがベーネ治療院です。はり治療は、脈や舌を診てからするものだと思っていたそうです。シンガポールも同じだろうと思って受けたら、治療後のからだの開放感や心地よさがまったく異なることに気づいたといいます。今、探しても見つからないものが、かつては自分の身近なところにあったと、シンガポールの空から思い出してくれていました。     

 「A子さん、日本でも脈や舌を診て治療するところは数が少ないです。こと脈診に至っては、伝承されている脈診法にめぐり合い、また、それをマスターするのがとても難しいのです。」

 「一つ残念なことは、養生ブログを見ているのだけれど、シンガポールの気候と日本の気候が異なるので参考にできないこと」と語るA子さん。また数年後帰国した時に、はり治療を受けにきますという言葉を残して帰られました。

 ベーネ治療院に、赤道直下の国、シンガポールの爽やかな風の余韻が残りました。

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