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2012年9月

2012/09/23

投げてしまわないで

 「こういう場合、投げてしまっているというのです」

 N 子さん(OL30歳)は、岩のような肩こりではり治療に来られました。仕事が終わって帰宅が10時すぎ。夕食を食べてシャワーをして寝る毎日。「はじめは、食事にも野菜を多く摂るなどと気をつけていたけれど、今はどうでも良くなりました」というN子さん。

 「それは、自分のからだを投げてしまっているということです、投げてしまわないで。」N子さんの肩こりは、血が少ない血虚、シャワー生活による逆気、夜おそい食事による肩こりと3つの原因がミックスになっていました。

 はり治療では、その原因に向けて治療しました。岩のような肩が緩み小さくなりました。 

 N子さんには、次のようにお話しました。朝食、昼食をしっかり食べる。夜10時までは間があきすぎるので工夫する。食べることができる時に15分ー20分見つけて夕食として食べる。もしくは、おにぎりやバナナを一つ食べて空腹を満たしておく。帰宅後は、具だくさん味噌汁だけにする。お風呂の湯船につかる時間ができる。朝ごはんが気持ちよく食べることができる。そして、生理が終わったら、血になるものを多く食べること。プラスの連鎖がはじまります。

 少しでも、マイナスの連鎖を断ち切ることができれば、岩のような肩こりは小さくなるはずです。肩こり一つとっても、一人ひとりの原因はちがいます。がんばり屋のN子さんに生活を見直してもらい、改善余地をいっしょに見つけていきました。

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2012/09/16

どちらがいい?

 「先生、どちらがいいでしょう?」

 肩こりと慢性疲労ではり治療に来られたOさん(40歳、自営業)から、こう質問を受けました。友人のすすめで先日はり治療をうけに行ったこと。肩こりと言ったら、肩にはりを何本も打ってくれた。その時は、なんだかスッとしたけれど、翌日、もみおこしのように肩が重くなった。はりにもいろいろな打ち方があると思った。

 職業がらひどい肩こりだったOさんは、生まれて初めて私のはりを受けてくれました。週一回マッサージを欠かさなかったのが、肩が凝らなくなったのでマッサージはパッタり行っていないということでした。

 「先生みたいに、触診をしたり、舌や脈を診ることなくすぐに肩に打ってくれました。おかしいなぁと思っているうちにはり治療はおわりました。」

 「肩こりの原因がどこからきているかを探るためにいろいろ触ったり、脈を診たりします。仕事内容や生活習慣をお聞きします。Oさんの肩こりや疲れすぎの体調は、遅い食事、過密スケジュール、睡眠不足、パソコン等の眼精疲労などが複雑に絡み合っています。治療は、一つ一つ結び目を解くように原因を取り除くことをしています。情報を得るために、肩やおなか、手足を触ります。脈をみて、風邪をひいているのか?おなかに食事がつまっているのか?眼精疲労がきついのか?ストレスが多いのか?寝不足なのか?あるいは、ミックス型なのかを判断しています。」

 コリという結果をはりでとるのが好きな人と、コリの原因を見つけて凝らない体調にしていくのが良いと考える人がいます。どちらが自分に合っているかは、自分で決めてくだされば良いかと思います。ベーネのスタッフたちは、この一本のはりをどう効かすかを考えながら日夜研鑽しています。

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2012/09/09

走り続ける人

 K子さんは、35歳キァリァウーマンです。久しぶりにはり治療に来られました。

 からだがしんどい、疲れやすい。吐き気、頭痛、動悸、めまい、不眠、等たくさんの症状をかかえていました。K子さんの顔は、青黒く元気がありません。しかし、いつもの顔の吹き出物や便秘がきれいに治っていました。

 聞けば、半年前からマラソンを始めたとか。だんだん走る距離が伸び、今年の神戸マラソンに出場して完走を目指してがんばっているとのこと。ところが、8月末位から、思うように走ることができず上記の症状がでておもうように走れなくなりました。。これまでは、走ると肩こりが取れてスッキリしていたのに、反って気分が悪く肩が硬くなります。一緒に走っている友人達は、皆元気で走っているのに不甲斐ない気持ちでいっぱい。

 K子さんは、腎精不足と精血不足が重なっていました。スタミナを消耗しすぎて寝る元気もなくなり、血が不足して貧血気味では、仕事も趣味も両立できません。走れば走るほど悪化の一途です。生理も遅れたことが無いのに半月以上遅れていると聞き及ぶにいたり、止めなければと思いました。

 女性のアスリートは、過酷な練習のため生理がとんだままの人も多いとききます。K子さんには、吹き出物がとれ便秘がなくなり、肩こりが取れて快調の時のペースにもどしてもらうこと、ペースを上げすぎると、精も血も尽き果て、枯れて生理がとんでしまうことを伝えました。せっかく体力が付いたのにと残念がるK子さん、フルタイムの仕事をこなし走り続けたい思いは理解できますが、それをあえてセープする勇気を持ってくださいと伝えました。

 やりすぎは禁物です。

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2012/09/05

長夏 2

 しばらく夜のクーラーを消していたのに、昨晩はつけてしまいました。何がこれまでと違うのでしょう?

 30度80パーセント。いつもより湿度が高い。食欲があまり無い。手足がだるい。自分の体調によっても、暑いと感じるセンサーが発動されます。

 夏ばてを訴える患者さんが増えてきました。一様にからだがだるいと訴えます。すんなり秋になってくれない長夏のこの季節。残暑に炙られてしばらくつらい時期が続きます。

 だるさの原因は、自分のからだの中にある湿気。暑くて飲んだ水が皮膚から発汗することが減るためです。その水分は、下半身や胃腸あたりに停滞するわけです。

 はり治療では、からだの湿を抜くために胃腸の水分代謝をよくし、小便を出す治療をします。陰陵線、三陰交、公孫、などの穴を使います。治療の後、小便の回数が増えてからだがスッキリ軽くなります。また、夜がよく眠れるようになります。睡眠と胃腸を守ること、これが長夏を乗り切るこつといえるでしょうか?

 はり治療に来れない人は、小豆や棗そして長夏1の食べ物を摂り、夏ばてを乗り切ってくださいね。

 

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