« 湿気取り  2 | トップページ | 湿気取り 3 »

2012/07/07

古武道大会と鍼

 Img_7104


細面の青年が長い棒を振りかざす瞬間、かかとから体、頭、棒と縦一直線につながりました。天井をつきぬけるかと思うばかりの直線の美しさでした。(竹生島流棒術)

 第18回西日本古武道大会に行きました。(円心流居合据物剣法本部主催)

 例年、側面から観覧することが多かったのですが、今年は、車椅子の主人の付き添いで真正面からみることができました。演目は、剣、棒、槍、なぎなた、鎖鎌、弓矢、柔術、などを主体とする諸流派の模範演武。

 話をさかのぼること30数年前、鍼(はり)は、剣や、槍と同じである。それを人のからだに刺すのだから、よくよく考えてつかうようにと師匠から教えてもらいました。

 以来、そのことが頭から離れたことはありません。今回、真正面から向き合う機会にめぐまれました。模範演武は、形の美しさ、速さ、リズム、揺るがない体軸、重心の移動、間合いなど、流派をこえてすべて共通するものがありました。これを、鍼をうつわたし(小さな槍を持つ私)が患者との呼吸や打つタイミングを測っている姿と重なりました。

 古武道大会から後、いつもの治療室で鍼治療するわたし、ゆるぎない体軸、患者さんとの間合い、鍼を打つタイミング、はやさ、リズムをいつになく意識しています。細面の青年のからだの数倍も大きく見えた技の足の使い方はどうだったかを思い出して。

|

« 湿気取り  2 | トップページ | 湿気取り 3 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38129/55133926

この記事へのトラックバック一覧です: 古武道大会と鍼:

« 湿気取り  2 | トップページ | 湿気取り 3 »