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2011年11月

2011/11/28

アトピー性皮膚炎 10

 先日、NHKスペシャルの番組で、アトピー性皮膚炎のことが報告されていました。

 10代のA子さんは、アトピーがひどくて家にとじこもりがちでした。どのように回復していったのか興味を持って見ていました。

 皮膚表面の角層には、ダニや食べ物などの抗原の進入を防ぐバリアー機能があります。フィグラリンがこれを担っています。フィグラリンに異常がおきるとスキバリアの機能がよわり抗原が進入しやすくなります。進入した抗原は、抗原提示細胞に捕らえられ、異物とみなされるとリンパ球がこれを攻撃して炎症ををおこします。

 アトピーの発症のメカニズムが解明できたそうです。

 A子さんはその後、アトピー専門の病院に行き、弱ったスキンバリアを修復し抗原を押さえ込む、ステロイドの塗り薬の処方を受けました。医師がステロイドを手に取って、A子さんの顔や首にていねいに塗っている光景が印象的でした。

 番組の最後にA子さん登場。長年悩まされ続けてきたアトピーが治って???きれいになった顔を見せに来てくれました。

 一緒にテレビを見ていた高2のもとアトピー性皮膚炎の娘がぽつりといいました。「結局、ステロイドを塗りなさいということじゃない?お菓子食べたら悪くなるなんて言ってない」

 私のアトピー指導は、ちゃんと頭に残っているようで安心しました。

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2011/11/18

ねちがい 2

 左頚が1ヶ月前から痛んで回りにくいとOさんは針治療にこられました。患部の左胸鎖乳突筋あたりは、右に比べて腫れて熱っぽくなっていました。 

 会社員のOさんは、頚が痛いので毎日家の肩もみマッサージ機で重点的に左頚にローラーあてていたといいます。

 ベットに寝てもらっているOさんからは、かすかに口臭がにおいました。会社でのハードな仕事のため胃の気が少なくなって消化力が弱っていることがわかりました。また、左頚の痛みは、夜食や消化不良が考えられました。針治療は、曲池、曲骨、公孫、臨泣の4穴。消化力を高める公孫穴だけで1ヶ月間悩まされた腫れと痛みがほとんどとれてしまいました。

 Oさんのねちがいの原因は、胃腸のよわりからきたものでこれを治さないと痛みはとれません。毎日20分以上のローラー作戦は、触るだけでも痛むねちがいとなり、何度も筋肉の細胞をつぶして捻挫をくりかえしていたところにOさんの悲劇がありました。  

 会社の部下の人のすすめられて素直に針治療に来てくれたのが、良かったと思います。ねちがいの左頚には、1本も針は刺しませんでした。

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2011/11/07

紅玉ジャム

 紅玉ジャムを作りました。家中漂う甘酸っぱい香り。久しく忘れていた開放感、ほんのりした幸せなきもち。

 紅玉1キログラムは、皮をむいていちょう切り、なべに水100ccといっしょにやわらかくなるまで煮ます。砂糖500グラムを数回に分けて煮詰めます。りんごの触感がほしいときは、サイコロ状に切ったものを後で入れます。

 ふたつきのガラス瓶を洗って、たっぷりの湯で煮沸消毒したものを乾かしておきます。ジャムが熱いうちに瓶につめてさまして出来上がり。

 紅玉をむいた皮は、家に残っていたダージリン紅茶を使ってアップルティーにしました。

 学校から帰ってきた息子にジャムができたことを伝えました。「ジャムだけ?アップルパイじゃないの?」でジャムのは話は終わりました。

 こどもが小さい頃は、よくアップルパイを作っていました。まだ、心の余裕があのころの様にもどっていないのを感じました。秋の半日休暇は、甘酸っぱい香りの中で、さまざまなことを思い出すことになりました。

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2011/11/02

不東ふとう

 「不東ふとう」と言う言葉をはじめて知りました。

 玄奘三蔵が釈迦の教えと経文を求めて天竺に行く話しは、西遊記で有名です。三蔵は天竺で一生懸命修行して、事が成就しなければ二度と故国中国の地を踏まないという決心をしました。不東はそのかたい意志をあらわします。

 細川護煕ー「陶と書」 香雪美術館 へ行きました。

 心が乾いていたので何の期待もありませんでした。第79代の日本の総理大臣、肥後細川家第18代当主。私の知っている限りのことはそれだけ。
 
 ガラスケースの向こうに「白茶碗」が楚々としてすわっていました。温もりのある白、おだやかな切り口が作る人の心情をあらわして、忘れていた心の落ち着く場所を教えてくれていました。うつろな目は、光がやどり、頭は、心ゆくまで作者の作品を楽しみたい欲望にかわりました。久しぶりの感覚です。

 細川さんは自分の工房を不東庵と名づけました。内に秘めた情熱、厳しさ、探究心が一つ一つの作品の中に凝縮されていました。これまでの輝かしい来歴とは無縁、不東のこころが随所ににじみ出た作品展でした。不東庵の日常はどうなのか知りたくなりました。

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