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2011/04/28

歌川国芳

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 味わい深い朱、落ち着いた紺碧の青、やさしい肌色。

 大阪市立美術館に歌川国芳展に行きました。国芳は、幕末の奇才浮世絵師。今年は、没後150年の記念の年にあたります。

冒頭の「宮本武蔵の鯨退治」は、大判錦絵を3枚つなげたダイナミックな一枚。大海原に鯨が跳ねる。豆粒ほどの宮本武蔵が、鯨に刀を一突きする瞬間です。真剣な武蔵に対し、悠々とした鯨の目。あり得ないストーリーでありながら、雄大な構図に波と鯨の躍動感がすごい。閉塞された人の心を解放する痛快さがありました。

 海はあくまで青く無限にたゆたう。その海に低濃度の放射能汚染水を流した?国芳の時代には考えられなかったことが起こってしまいました。荒々しい波間をぬって泳ぐ鯨。そのやさしい目がくもるのが心配です。

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