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2010/01/13

「いのちの食べ方」

 生まれたばかりのひよこの赤ちゃんがベルトコンベアーに乗せられて数十羽単位でダンボールにパック詰めされる、トラクターの中に機械で刈り取られたとうもろこしの実が放り込まれる、黄色いパプリカを摘み取る、母豚の乳に群がる小ブタたち、種牛から精子を抜き取り牝牛の子宮に入れる。

 「いのちの食べ方」と言うドイツのドキュメンタリー映画を見ました。

 ひよこは大きな鶏舎の中で大きくなると、再び機械により集鶏されダンボールにパック詰め。両足を吊り下げられ流れ作業の一環で首をきりおとし、血抜き、蒸しで毛が取り除かれます。その横の休憩室で従業員が平気でサンドイッチをほおばっています。

 穀物や野菜は見慣れていますが、牛、豚、鶏はスーパーの切り刻まれたパック詰めしか知りません。頚動脈を切られた白い巨大豚は、両手を縛られ電気ノコギリで一瞬の内に頭からしっぽまで縦割り。ゴム手袋をしたお姉さんが臓物をかきだします。

 圧巻は、牛を追いたて一匹ずつ狭い囲いにいれ首だけ柵から出します。頭にスタンガンを当て痙攣させる、同時に首が折れるように曲がり両足の宙吊り。首から血が地面にほとばしるように流れ落ちます。

 音声のみで言葉の解説は一切無くたんたんとつづられていました。「牛の肉は、ストレスがいっぱいの時に食べてください。豚肉は、滋陰するのでお肌に良いですよ。鶏は、寒い時に身体を温めます。」私はいつも養生でこう教えています。養生も大切ですが、重みが違いました。

 映し出された言葉を持たないいのちたちの実写。鑑賞後しばらく声が出ませんでした。「いのちの食べ方」をもう一度考えてほしいと思いました。

 

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