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2009年10月

2009/10/28

爽 装 燥 そう

 秋本番。おしゃれをして颯爽と歩く人たち。秋の装いは十人十色。今秋の流行色は何色?

 天高く...に誘われて気分よく鏡にむかっている時、気のせいかお肌が乾燥していることに気づくことはないでしょうか?夏は汗をかいたり皮膚の新陳代謝がいいのでお化粧くずれが心配でした。しかし...

 10月23日から暦の上では、燥季と呼ばれ空気が乾燥する季節になりました。天気予報でも空気が乾燥しているので洗濯日和と報じています。外気が乾燥すれば、皮膚も乾燥するのは当然です。アトピーの乾燥タイプの人は、悪化しやすくなります。外からは、たっぷりの保湿クリームを塗りましょう。内からは、ゼラチンで作ったゼリー、コラーゲンたっぷりの豚足、豚肉、すっぽんなどをたべるとお肌がすべすべになります。

 乾燥は、お肌だけではなく肺が弱ればのどに、肝が弱れば目に、腎が弱れば呼吸が浅くなり体調そのものに影響してきます。花梨<かりん>の季節の今、昔のひとははちみつやお酒に漬けてのど枯れを予防しました。目の疲れにはブルーベリーやプルーン、蒸しタオルも効果的です。

 芸術の秋、文化の秋、味覚の秋、そして乾燥の秋をお忘れなく。

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2009/10/21

砂の城 

 海辺に砂のお城が建っています。お城は、寄せては返す波に洗われ砂は流動しています。波によって空いたお城の壁は、海の精霊によっていつも補修されます。そのため見た目は砂のお城は変わらずそこに建っているように見えています。

 赤い珊瑚の粒が波に乗って他の砂とともにお城に押し寄せました。赤い珊瑚の粒は、2-3日お城の壁の一部となった後波に洗われてお城から出て海に戻ります。

 ここで、砂粒を体を構成している酸素、チッソ、炭素、水素などに、海の精霊を酵素に置き換えてみましょう。ドイツのルドルフ シェーンハイマーは、ねずみの餌の中にマーキングした重チッソを混ぜて食べさせました。3日後、ねずみを解剖して調べてみると、ねずみの体の分子レベルの細胞のあらゆる組織の中に、重チッソが赤い珊瑚の粒のように見受けられました。

彼は、このことから、人の体も砂のお城と同じように絶えず変化して流動していると結論づけました。今から70年以上前のことです。血液なら半年、肉体なら一年以内、骨は2年、中性脂肪は数ヶ月、水は2日で新しいものといれかわります。どんどん新陳代謝していることは、傷がなおったり爪や髪の毛、身長が伸びたりすることで実感できるでしょう。

 針治療は、新陳代謝を早めて傷や病気の治りを早めたり、行きすぎをセーブしたりすることができます。とてもすばらしいことだと思いませんか?

 参考文献 「生物と無生物のあいだ」 福岡伸一 講談社現代新書
 

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2009/10/14

だまし絵

 展示室から出た瞬間、のどの奥からき水がこみ上げてきました。私の後ろの方でも若い男の子が「吐きそうや...」とつぶやいていました。

 神戸の兵庫県立美術館に「だまし絵」を見に行きました。元町の中華街で昼食をとった後、JR灘駅にある美術館までの海岸通りをゆっくり歩きました。

だまし絵の世界は一種独特です。絵の中の絵をみている、海の生物を使って描かれた肖像画、あり得ない構造の建物、左右見る側によって異なる絵、絵の中に隠された作者のトリックを見破れるかどうか?

 トリックの意図が分かりにくい作品の前には人々の群れ。それを解き明かそうと真剣な顔。目を凝らす。遠近、左右、上下そして全てを注意深く意識を集中させる。

 頭痛と吐き気はしばらく続きました。目の酷使、遠近左右上下の意識の集中しすぎによる三半規管の狂いが吐き気を呼びました。東洋医学で言う肝実状態です。休憩用のソファーには疲れた人が目立ちました。一日中パソコンを使っている人に起こりやすい吐き気や頭痛もこの感じに似ています。

 帰り道、ゆっくり周りの建物をみながら歩き出すと吐き気は消えました。気分転換になるはずが疲れが残った休日となりました。

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2009/10/05

the Nut Cracker くるみ割り人形

 クリスマスの朝、クララは夢から覚めました。枕元には黒い帽子をかぶったくるみ割り人形が。小さくなったその人形を愛しそうにそっと抱きしめました。

 中秋の名月の夜、10月3日「the Nut Cracker] 地主薫バレエ団 平成21年度文化庁芸術祭参加公演を見に行きました。

 クリスマスイブのパーティに叔父さんからもらった小さなくるみ割り人形。クララは人形を抱いて眠りにつきました。夢の中でのねずみの大群の乱舞は、灰色の世界の中で恐怖とおぞましさが入り混じり見ごたえがありました。ねずみの大群の縦横無尽の舞。おもちゃの兵隊の機械仕掛けの動きとの対比゚が分かりやすく楽しい。思わず劇中に引き込まれていきました。
 
 人間の王子様になったくるみ割り人形とクララは海をわたり「お菓子の国」へ。「???」時折漂ってくる良い匂い。恋に落ちた二人を祝福するためにチョコレートやコーヒーの精達が踊る時、鼻にチョコレートの匂いそしてコーヒーの匂いが漂ってきました。私が座る二階席の広い空間にはその他いくつかの甘い匂いがとどきました。バレエはセリフの無い芸術と言われていますが、嗅覚を刺激されるのは初めての経験。驚かされました。

 ヒロインクララを演じるのは新進バレリーナ。しなやかな身のこなし。華奢な手の指先にまで込められた彼女の思い。床をけるつま先の軽いタッチ。夢見る少女にぴったりの初々しさがありました。ヒーローくるみ割り人形と王子を演じるのは、昨年の「ロミオとジュリエット」のロミオ青年。一段と筋力アップされて登場。二人で踊ったグラン.パ.ド.ドゥは、2009年6月モスクワ国際バレエコンクール銀賞の栄誉を獲得されたとか。2年目のプレッシャーの中で更なる成長を感じました。

 若い二人の脇を固めるのはモスクワからのゲストダンサー、芸達者なおなじみの顔ぶれ、ひたむきなバレエ団の団員達。目を惹くのはねずみの王様のメイクテクニック。また、普段私たちにはなじみの少ないヨーロッパの雰囲気を、メイク、衣装、舞台装置にいたるまで見事に演出されていました。この上の最大の贅沢は、関西フィルハーモニー管弦楽団の生演奏。大阪すみよし少年少女合唱団の歌声が清楚な花を添えていました。

 今年は、一幕と二幕で素人にも子供にも分かりやすい切れの良い構成。見る者を惹きつけた後、三幕で一気に地主薫バレエ団の新骨頂を発揮していました。

 夢見る時間はあっという間に過ぎ、クララのくるみ割り人形を抱きしめる姿が余韻のように心に残りました。

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