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2009年7月

2009/07/30

少女のミイラと棺

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 ガラスケースの中にひっそり眠る少女のミイラ。大人の両腕の長さほどの棺におさまっていました。

 ルーブル美術館展 国立国際美術館 「美の宮殿の子供たち」に行ってきました。
 
 少女のミイラは、新王国、ラメセすス朝時代、おそらく第19王朝、紀元前1295-前1186年ごろに作られたらしい。棺の蓋には、少女が生きていた姿を、棺の外側にはあの世で不自由のないようにあの世の守り神を描いています。包帯に包まれた少女は、およそ3300年後の現代まであの世の夢を見ていたのでしょうか?彼女の両親は故郷エジプトを離れフランスそして東洋の終着駅日本での滞在をどう思っているのでしょうか?

 同じように2人の娘をもつ私。反抗期と思春期が同時にやってきた次女。深い意味のよく分からないまま悪い言葉を投げつけるように吐き出します。今流行りの言葉らしいのですが。

 幼いまま命をまっとうできなかった少女のミイラに胸を痛める一方、大きく成長しつつある自分の娘の今の状態も受け入れられそうに思いました。あの世での守り神より今の私と娘の辛抱強い対話。やはり生きている方が最優先です。

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2009/07/18

夏の始まり

 ふたを開けるとプーンとぬかの発酵した匂い。今年も我が家の食卓に夏の到来。

 半年ぶりに冷蔵庫に眠っていたぬか床を取り出しました。あしかけ12年物です。かびているところを捨てぬかと塩、かつおぶし、こんぶの粉、みそなどで味を調整します。空気に触れたぬか床は、数時間のうちに発酵が盛んになりおいしい匂いがしてきます。

 暑い夏を乗り切るために、針治療では胃腸を整える土の穴に針を打ちます。。食事では、発酵食品を食べるように指導します。発酵して酸味のあるぬか漬けは、胃腸をやさしく整え体を涼しくさせる効果があるのです。但し、冷え性の人は、生姜をすっていっしょに食べることをおすすめします。

 頂き物の岸和田産の水なすをたくさん漬けました。皮の部分はおいしいぬかの味、中はなすびとは思えないフルーティーな味と香り。おなかの中の夏が始まりました。

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2009/07/08

アトピー性皮膚炎 5

 顔が赤く腫れたE子さんが来院されました。針治療4回目。初回の治療で赤みがうすくなり順調なスタートでしたが。

 顔はおなかの状態をあらわしています。おなかに燃える物を詰め込み過ぎると、少しずつ赤みが出だします。ここにストレスというマッチの火がつくとおなかが燃え上がります。当然のこととして顔が腫れ上がるのです。

 燃える物とはなんでしょう?E子さんが思いついたのは、ケーキ、おかき、クッキー、菓子パン等の甘い物、イモ、くり、ナッツ類、ポテトチップや天ぷら等の油物でした。

 燃える物は、手足を動かすと燃焼します。歩いたり運動したりしてエネルギーをしっかり体外に放出するように提案しました。後は、ストレスの火をおなかの中で点火させないことなのです。

 針治療は、燃える物を消化吸収ラインにのせて流し、ストレスの火を消します。渋滞していた生命活動を活発化させます。地道な治療がアトピー性皮膚炎を軽減させていくのです。

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