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2009年5月

2009/05/28

アメリカンアイドル 3 アーティストへの道

 すてきなエンターティナーの装い。現代風なアレンジヘャー。 マイクを持つ手はどこから見てもプロのアーティスト。

 アメリカンアイドルは、ベスト4の選考に入っています。数ヶ月前まではごく普通の人達。今週の課題を歌う5人の挑戦者達。ミュージシャンからアーチストに脱皮できているかどうか、優勝の道を駆け上がる勢いがあるかどうかが審査員から求められています。挑戦者達は、一週間頭をつかって考えステージに臨みます。
 
 選曲を連想するルックス
 選曲をアレンジして自分の個性を出す
 曲の心情を理解しているか
 本歌のアーチストのコピーではいけない
 ただのカラオケで終わっていないか
 曲の心に潜む感情を自分色に染められるか
 
 優勝候補の一人、ダニー。今回、彼はさらに曲に起承転結というストーリー性をひき出し、後半のステージを大いに盛り上げました。英語の意味がわからないまま聞いている私にも、そのストーリー性と抜群の歌唱力は伝わってきました。もう一曲聞いてみたいと思わせる彼のステージは、プロのアーチストの風格。審査員の絶賛をあびていました。

 ミュージシャンからアーティストに変わることの意味を考えさせられるこのごろ。自分たち鍼灸師のプロ意識につながる道のようで目が離せません。

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2009/05/21

アトピー性皮膚炎 4

 「一番の原因は、陸上部をやめて運動をしなくなったこと」
 「家はオーガニックの材料を使った食事。それを食べずに外食ばかりしていた。」
 「お弁当はちょっとしか食べなかった」
 「食べる時間がバラバラ」
 「ほとんど食べない時とバカ食いする時があった」
 「お菓子はいっぱい食べた」
 「夜遅く寝過ぎた」
 
 一人でギターをひいている中3の娘。顔は赤く腫れあがっています。彼女が出した自己分析でした。この一週間は事の重大さをわからず今までどうりの生活をしていました。そしてアトピー性皮膚炎が悪化し顔全体に広がりました。

 「顔が赤く腫れているから学校休みたい」。折しも新型インフルエンザ騒動による一週間の休校。荒れた彼女の心とゆっくり向き合いました。つっぱる理由がどこから来るのかを考えさせられました。母親が出る幕だと思いました。
さすがに針治療は素直にうけてくれました。腫れあがった赤い顔の熱感がとれてくる頃には、冗談も言えるようになり彼女なりの正確な自己分析もできました。

 治療のしあげは苦い味の黄連解毒湯、えぐい味の消風散を合わせて飲むこと。コップの水に氷を一つ入れて飲ませました。良薬は口に苦しの典型の薬です。

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2009/05/13

アトピー性皮膚炎 3

 「お母さん、顔がかゆくてかいていたら汁が出てきた」夜診を終えて帰宅したとたんに中3の次女に言われました。

 彼女の指さす先を見ると、頬に10円玉大の赤い湿疹。透明の粘液が今にもしたたり落ちそうになっていました。ベーネ治療院でいつも見慣れているアトピーの風景でした。一番身近なところに患者がいました。夜診の疲れが吹っ飛びました。

 彼女は陸上部を退部して5ヶ月目。運動不足。パソコンに向かう日々。夕食までにおやつ食べ放題。ジュース飲み放題。夕食少なめ。遅い就寝時間。生理も3ヶ月以上飛んでいます。私の注意の半分も聞きません。このたびのアトピーの湿疹は十分予測できることでした。

 悔やむ前にかゆみと透明の浸出物をとめないといけません。針治療をして消風散と黄連解毒湯というかゆみを止める漢方薬をのませました。猛烈なかゆみはなかなか止まりません。「かゆくて寝れないよー」泣き出しそうな娘。午前0時をとうに過ぎています。私は、もう一度漢方薬を飲ませました。今度は倍量。しばらくすると寝息が聞こえてきました。

 普通の家ならかゆみ止めの薬を塗るところです。かゆみが止まらなければ皮膚科の飲み薬を飲まなければなりません。我が家は、針治療と漢方薬。そして養生。甘い物、ジュースをひかえる、早く寝る。

 「かゆくて寝れない」という緊迫感はこたえました。患者さんの切実な思いを知りました。

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2009/05/06

アトピー性皮膚炎 2

 「先生、2日前にバーベキューを食べ過ぎて両膝が痛くて30分歩けません。皮膚もかゆいです。」

 初めて来院してから1ヵ月、アトピーのA子さんはこう訴えました。歩けないと、約束していた甘いお菓子を食べることが出来ません。バーベキューを食べ過ぎて消化不良を起こして胃経のラインの膝痛が起こりました。母の胃腸が弱れば、子供の肺も影響を受けてしまいます。皮膚のかゆみがぶりかえしてしまうのもうなずけました。

 この日の針治療は、両膝の痛みをとることを最優先。足の三里穴と衝陽穴を使用。また皮膚の赤みをひかすために曲地穴、肝臓の解毒作用を高める行間穴、かゆみを和らげ利尿作用がある三陰交穴などを使いました。

 A子さんから甘いものをがまんできないと聞いていました。実際に甘いものを食べ過ぎるとかゆくなることを学習してもらいました。甘い物に限らず食べ過ぎると胃腸に負担がかかりかゆくなることも理解してもらいました。かゆみがぶり返すかどうか、後は、彼女の自覚あるのみです。

 「食べてはいけない」とあえて言わずに,相手によって養生の指導は変わるのです。

 

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