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2009年4月

2009/04/30

アトピー性皮膚炎 1

 「甘い物食べるとかゆくなるなんて知りませんでした。皮膚科の先生から何も言われていません。お菓子を食べるのをがまんできません。」

 A子さんは20代のOLです。子供の時からのアトピー性皮膚炎で、かゆみ止めの塗り薬や飲み薬は手放せません。夜は睡眠薬を飲まないとかゆくて寝ることが出来ません。

 アトピーは皮膚の病気です。東洋医学でいう肺が弱って起こります。肺のお母さんは胃腸です。胃腸が弱れば子供の肺が困ります。甘いお菓子は、胃の周りに水気を呼びよせます。たくさん食べ過ぎると、その湿気により胃が重たくなり消化不良がおこります。子供の肺を苦しめていることになります。

 針治療に初めてきた彼女に肺の話をしました。そして、がまんができない甘いお菓子については次のように交換条件を出しました。

 1 家からもよりの駅までの30分は歩きましょう。足を動かすと胃腸が動き出します。お菓子を食べてもこれまでより胃の負担が少ないだろうと思います。しかし、夜遅くに食べることだけはやめてください。

 2 針治療はしばらく1週間に1度続けて下さい。

 私は彼女にはあえて甘い物の制限をしませんでした。3回目に来院した時の彼女の開口一番の言葉がとても印象的でした。「先生、甘い物を食べたらかゆくなるのがわかりました。学習しました。」と。また、睡眠薬を飲まなくても寝れるようになったことも報告してくれました。

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2009/04/22

アメリカンアイドル 2 モータウン

 アメリカンアイドルシーズン8の今回のテーマはモータウン。10人の挑戦者達がモータータウンの曲に挑みました。
 
 モータウンとは、モータースタウンの略。自動車産業が盛んなデトロイトの町を指し、1950年代にこの町から全米に発信されたミュージックのことです。黒人労働者の生活やその思いをつづったムード歌謡は、瞬く間に全米に広がりました。スモーキーロビンソン、ダイアナロス、ジャクソンファイブ等多数のアーチストが排出されています。

 一方、審査員の方は、歌のうまさだけでなく曲の世界観が出ているか?コピーにとどまらず本人の個性が出ているか?独創生があるのか?という視点に立って適切な批評を下します。選曲ミスが挑戦者の致命傷になることもあり番組に目が離せません。

 私は、モータウンという言葉を知りませんでした。アメリカの一時代を彩ったモータウン。現在全米ナンバーワン視聴率を誇るこの番組の課題にしたその深い意味を思わない訳にはいきません。2008年9月アメリカから端を発した世界同時株安によりデトロイトも冷え込みました。2009年1月、アメリカ合衆国に初の黒人大統領が誕生したのも一因があるかもしれません。

 番組の締めは、スモーキーロビンソンと若い女性シンガーによるデュエット、そして盲目の黒人シンガー、スティービーワンダーのすばらしいピアノの弾き語りでした。
 
 この番組中だけは気分はアメリカン。大いに気分転換になっています。

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2009/04/16

生活習慣病 高校生4割予備軍

 「生活習慣病 高校生4割予備軍」というショッキングな記事が、4月11日付けの朝日新聞朝刊の一面のトップに掲載されました。

 厚生労働省研究班の調査によると、高校生の4割超が高血圧、高中性脂肪、高血糖などの何らかの基準値を超え生活習慣病の予備軍になっているというのです。その基準値は、成人より少々厳しめに設定したそうです。このまま改善しなければ30代以降重い生活習慣病になる可能性が高くなるのがその理由だそうです。

 青春を謳歌しているかのようにみえる高校生。その生活の中で、長時間のテレビ視聴、朝食を食べない、肥満の増加、帰宅部、運動不足などが予備軍の原因と分析されていました。私は、その上に朝シャンやシャワー生活、塾通いなどにによる夜遅い食事等も付け加えたいと思います。彼らは、成長期のまっ最中です。内臓が完成途中であるということです。その上に下された「4割が生活習慣病予備軍」という診断は重く受け止めなければならないと思います。
 
 今の高校生が10年後20年後に重い生活習慣病にかかって鍼灸院の門をたたく。大いにありうることです。

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2009/04/08

「アメリカンアイドル」 シーズン8

 プールつきの大豪邸、数十の部屋、豪華な調度品、プライベートのボーリング場併設、ガレージには超高級外車が並ぶ。

 アメリカのトップシンガーの住まいの映像と、うらやましそうに見学する「アメリカンアイドル」のトップ13の挑戦者達。彼らはプロの歌手になりたいと口々に熱っぽく語っていました。

 FOX TVの「アメリカンアイドル」と言う番組は、今年で8回目。全米から予選を勝ち抜いた人たちに、毎週課題が出されます。例えば、マイケルジャクソンの曲を選んで歌う。マイケルのヒット曲が13曲も聞くことができます。次の週は、カントリーの曲をそれぞれが選んで歌うと言う風に。毎週、全米の視聴者の投票によりワースト1が落とされ、数ヶ月かけてナンバーワンの「アメリカンアイドル」を選んでいきます。

 ハリウッドに集まった挑戦者たち。金髪ブロンド美人、ダイナミックに歌う黒人女性、ピアノの弾き語りをする視力障害者の男性、21歳のシングルマザー、16歳の女子高校生、オイラーマン男性、ロッカー、妻を亡くした若い男性、英語が危ないプエルトリコ人。インド人男性。髪の色、皮膚の色、目の色が違えば、生活環境も違う人たちの個性豊かなステージの競演です。生い立ち、出身地の紹介映像、ファミリー達のインタビューにより、挑戦者たちの歌への思いが視聴者に伝わります。

 きらびやかなステージ衣装、挑戦者を引き立たせる華やかな舞台照明、歌に合わせて踊る観客の若者達、アメリカンドリームを追い求めるベスト13たちのすばらしい熱唱.アメリカに行ったことの無い私はこの番組を通してアメリカをかいま見ています。

 アメリカは何を考え、何を求め、何処へ行くのでしょうか?

 二年前のシーズン6のトップ1「アメリカンアイドル」は、17歳の女子高校生。昨年のシーズン7はバーテンダーの男性でした。

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2009/04/01

神戸 海のある風景

 そびえ立つ赤いポートタワー、停泊する白い遊覧船、港町神戸。

 南京町の賑わいを抜け、元町商店街を海側に、ポートタワーのある中突堤まで歩きました。

 灰色の青い空、春のうすい太陽に照らされる海面、ゆらゆら揺れる波波。25年前、私は神戸のM病院の鍼灸科に勤めていました。昼休み気分転換に海を見にこの道を通い詰めました。

 今、大阪の心斎橋のベーネ治療院で針治療をしています。最近は、年に1度くらい神戸の海を見に行きます。往時の見晴らしの良い海はハーバーランドのビル群にさえぎられていますが、、

 神戸港をめぐる遊覧船の出発案内が聞こえてきました。駆け込んで乗船するカップル。ゆるやかに時間が過ぎていきます。座り込んでいる階段の壁のタイルを注視すると、「がんばろう神戸 1997」 神戸への熱いメッセージがたくさん書かれていました。

 四半世紀の間に、神戸は震災に遭いそれを乗り越えました。私は3人の子供を育て針灸を捨てませんでした。
 

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