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2009年1月

2009/01/27

横綱朝青龍

 23度目の優勝インタビューを受ける横綱朝青龍関はペロリと舌を出しました。

 「朝青龍はまた帰ってきました。」大相撲初場所 千秋楽 優勝決定戦。横綱白鵬を制した直後の開口一番の言葉。したたる汗。興奮を抑えきれない笑み。白鵬関を倒した後の興奮が伝わってきた直後のペロリ。私には横綱の体調が手にとるようにわかりました。

 淡紅舌薄白苔。やや興奮ぎみで赤みかかっています。胃腸の動きもよく活力旺盛な証拠。この体調を維持していたからこそ、足腰の動きも身のこなしもスムーズにいけたのだと思いました。

 初場所初日の横綱は、肘にテーピング、肩の筋肉が落ち、足腰に張りがなくつややかな皮膚の色はありませんでした。肘の故障で三連続休場の後あまり稽古ができなかったためでしょう。また、まわりからのプレッシャーで心中穏やかでなかったかも知れません。前半戦は、気をぬくことなく勝ち進むうちに試合感を取り戻し、後半戦につなげたのはさすがでした。

 横綱の舌診を予測してみましょう。前半は、舌に胃腸が停滞しているという黄苔が混じっていたはず。胃腸の動きが悪いと下半身の動きも悪いものです。心労も加わり舌尖に紅点があったかもしれません。しかし、不眠はなかったようです。不眠があれば下半身に力が入らず土をつくことになったはずですから。

 「まだまだだ、終わらないよ」と復活宣言した横綱朝青龍関。稽古不足からのスタミナを危ぶまれましたが、14日間の快進撃はすばらしい限りでした。肩の張りは往時とは比べものになりません。来場所の大阪場所でその真価が問われることでしょう。

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2009/01/21

イメージチェンジ

 鏡に映る上気した自分の顔。つーんとしたパーマ液のにおい。カラーリングとタオルにくるまれてがまんの3時間。

 テレビの取材と結婚式出席を数日後にひかえ美容院に。代わり映えしない10年越しのショートカットをなんとかしてもらうため大寒の薄暗い午後パーマをかけにいきました。

 鏡の中の自分は年相応の姿か?。少しでも若々しくイメージチェンジできたらなぁと心の中で期待。日頃、外見より中身の健康を口にしているのですが、今日は美容師さん頼みとなりました。鍼灸治療は不老長生、現代風に言うとアンチエイジングを目標としています。お肌の張り、黒い豊かな髪、耳目聡明、足腰壮健。永遠の若さを求めて中国の秦の始皇帝は不老不死の薬を探しにいかせたほどです。

  体の中は鍼灸治療で、そして外見は素直にまかせて正解。何事でもうっとうしいと思ったら、外から自分を変えてみてください。うっとうしいと思ったら、中から体調を変えてみてください。

 髪型を変えただけで寒い日のモチベーションは上がりました。後は、立春を待つばかりです。

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2009/01/14

枯野

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 どんよりとした空、木々は枯れ、寂寥とした荒れ野、陽はささない。

 暦は小寒を過ぎ寒中の真ただ中。街を歩くと冷蔵庫の中に居るように感じます。この気分を色で表すとどうなるでしょうか? 

 平安時代の人々は、衣服の表地と裏地の重ね色目の配色で四季を表していました。、裏地にうす青、表地に黄色を重ねる枯野が今の心境にあっているかもしれません。原野の草木が雪や霜で枯れている風景です。草木は葉を落とし、最小限の生の営みだけ残して来たるべき春を待っています。

 人もまた自然界に合わせるのが冬の養生でした。激しい運動をしない。汗をかかない。ひたすら体を温め陽気を温存しましょう。

 ちなみに苗色は裏地に黄色、表地にうす青を重ねます。真反対に重ねて都びとは爽やかな夏を表していました。

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2009/01/06

家族写真

 「お父さん、肩をこちらに向けて頭を真っ直ぐにして下さい。お母さんは顔をもう少し右に向けて下さい。足元まで写りますから気をつけて。今日は娘さんが主役ですから。」

 写真館で家族写真を撮りました。成人式の振り袖をきた長女を中心に家族6人が並びました。写りたくないと嫌がる長男。恥ずかしがる次女。84歳のおばあちゃんは緊張しています。

 大きなレンズがこちらを向く。ライトが一斉に点灯すると6人とも肩に力がはいったようです。カメラマンがピントを合わせレンズを覗きながら私たちに一人一人に指示を出しました。不自然な姿勢、こわばった表情、頭の傾き、手の位置、膝が割れているなど。全員の呼吸はなかなか揃いません。

 カメラのレンズを見つめ力を抜きながらポーズを取り続ける。シャッターをきるその一瞬に意識を集中する。初めての家族の共同作業。子供は成長するにつれ自立心旺盛になり社会に出て行く準備をします。家族の絆はともすれば忘れられてしまいがちになります。ばらばらになりかかっていた我が家の絆をつなぎ止めるような小さな共同作業でした。

 十年後、二十年後にこれを見たときに、大人になった子供たちは両親がどういう思いで家族写真を写したのかを考えてくれるでしょうか?

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