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2008/12/23

青花龍門壺 高麗美術館

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 白地にコバルトの青で描かれた龍。青花龍文壺。18世紀。目の高さを壺の龍に合わせてガラス越しに眺めて見る。白空を自由自在に駆けている。どことなく愛嬌を振りまいている感じ。

 京阪出町柳駅から賀茂川沿いを歩いて1時間半。高麗美術館は古都京都北区の簡素な住宅街にひっそり建っていました。開館20周年記念特別展。創設者故チョンじょむん氏が日本で蒐集した朝鮮の美術工芸品の中の一点。

 龍は古来神秘的な霊獣。中国では黄帝のシンボルです。その鳴き声により雷雲や嵐を呼び、竜巻となって天空に昇り自在に飛翔するといわれます。この青花龍文壺を持っていた人もその権力の誇示を誇ったことでしょう。

 時代は流れ権力から離れた龍の壺は巡り巡って日本に渡ってきました。日本における朝鮮の美術工芸が及ぼした影響は計り知れないことを展覧会で知りました。ガラス越しに見る龍が誇らしげに胸を張って見えました。龍が駆ける場所は分断された二つの祖国の境界が無い天空がよく似合うと思いました。 

 

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