« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »

2008年12月

2008/12/31

冷蔵庫は家族の胃袋

 お正月用のかまぼこ、餅、豆腐、卵、ハム、買ったばかりのキムチの漬け物、ヨーグルト、納豆、味噌、野菜室には大根、人参、蓮根、ほーれんそう、ねぎ、ニラ、白菜、漬け物容器、冷凍庫には牛肉、豚肉、鶏肉、冷凍食品、うどん、ピザの残り等。
 
 掃除をした後の6人家族の冷蔵庫。少し隙間があいて見晴らしがよくなりました。

 忘年会、クリスマス、年末、新年、たべることが続きます。大晦日までに胃薬のお世話になった人も多いはず。家の冷蔵庫の中をのぞくと隙間なくぎっしり詰まっている。途端に胃の満腹感が増すことでしょう。
 
 冷蔵庫が無い時代は、おせち料理を作りお店が開くのを待ちました。お正月は忙しい主婦の骨休みでもありました。時は移り、スーパーや百貨店は正月2日には開きます。満タンの冷蔵庫はそのまま正月に持ち越し。重たい胃腸も持ち越しです。

 冷蔵庫は家族の胃袋とも言えます。お正月を待たずに胃もたれしている人、冷蔵庫の整理と何日かはスーパーや百貨店に行かない勇気を持ってはいかがでしょう。

 私は、ある物すべて使い切るエコ生活を目標としていますが、6人家族の冷蔵庫管理と胃袋管理は一年中大変です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/23

青花龍門壺 高麗美術館

P1010151
 白地にコバルトの青で描かれた龍。青花龍文壺。18世紀。目の高さを壺の龍に合わせてガラス越しに眺めて見る。白空を自由自在に駆けている。どことなく愛嬌を振りまいている感じ。

 京阪出町柳駅から賀茂川沿いを歩いて1時間半。高麗美術館は古都京都北区の簡素な住宅街にひっそり建っていました。開館20周年記念特別展。創設者故チョンじょむん氏が日本で蒐集した朝鮮の美術工芸品の中の一点。

 龍は古来神秘的な霊獣。中国では黄帝のシンボルです。その鳴き声により雷雲や嵐を呼び、竜巻となって天空に昇り自在に飛翔するといわれます。この青花龍文壺を持っていた人もその権力の誇示を誇ったことでしょう。

 時代は流れ権力から離れた龍の壺は巡り巡って日本に渡ってきました。日本における朝鮮の美術工芸が及ぼした影響は計り知れないことを展覧会で知りました。ガラス越しに見る龍が誇らしげに胸を張って見えました。龍が駆ける場所は分断された二つの祖国の境界が無い天空がよく似合うと思いました。 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/17

葛根湯

 風邪がはやる季節。人混みの中でマスクをする人が増えました。頭痛、寒気、熱っぽさを感じて「もしかして風邪かな?」と思うことはありませんか?これ以上悪くならないために自衛手段としてのマスク。市販の葛根湯を飲む人もいると思います。 

 葛根湯は中国の漢の時代に書かれた傷寒論に出てくる有名な漢方薬です。日本では古典落語の葛根湯医者が出す薬としておなじみです。

 葛根湯医者は頭痛に葛根湯、腹痛に葛根湯、何でも葛根湯を処方する代名詞となっていますが、葛根湯はどんな病気にも効く訳ではありません。頭痛、寒気、発熱、頭項強痛つまりうなじから僧坊筋にかけて異常に凝るといった症状があります。また、悪い物を食べた訳でもないのに下痢をしたりいつもより便がゆるくなっているというのが目安です。下痢には葛湯とはよく知られています。葛根の体を温め便を固める働きを昔の人は知っていました。

 風邪をひかないためには規則正しい生活は言うまでもありませんが、外から帰ったらうがい手洗い。頭痛や寒気がある時は入浴をひかえる。背中にタオルをあてて暖かくして寝る。忘れてはいけないのは、胃腸を休めることです。大食いをした後は風邪をひきやすくなっています。風邪のウイルスに栄養はいりません。消化の良いもの、おかゆさんに梅干しが定番でした。肉類は熱を上げます。小麦粉製品たとえばうどんなどの麺類は腸に熱をもつので風邪の治りを妨げます。

 風邪の初期に葛根湯。効くか効かないかはあなた次第。早く治るためにはその後の養生も大切です。
 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/10

太陽の塔

P1010145
P1010146_2
 太陽の塔。真ん中のすねたような丸い顔、頂部の黄金の顔、白い腕を左右に広げて悠然と大地にひとりたたずむ。

 大阪、千里の万博記念公園に行ってきました。忘れていた38年の記憶がふいによみがえってきました。1970年、確かに太陽の塔をこの目で見ていたはず。まだ自分が何をしたいのか?どんな方向に進みたいのか?暗中模索中でした。この後、日本は高度経済成長をとげバブル絶頂期と崩壊の道をたどることになります。私は、大学進学と鍼灸専門学校との昼夜通学生活。そして、住み込みの内弟子修行、病院勤務、結婚、開業、出産、仕事と子育て、現在進行中。

 太陽の塔には4つの顔があることをこのたび初めて知りました。直径20メートルある正面の丸い顔は、現在の顔。頂部黄金の顔は未来の顔。背面の黒い顔は過去の顔。地下には「地底の顔」。これは万博後に行方不明。

 過去、現在、未来、は何時から始まり何時までも終わりはなく連綿と続いています。作者岡本太郎さんの思惑なのかどうかわかりませんが初めて見たときから今までのつたない自己の歩みを瞬時に思い起こすことができました。38年の年月は記憶の中では一瞬でしたが、塔の白いコンクリート壁は修復を重ねるも所々苔むしています。同じように、青年老いやすく学成り難しの感。

 「こんにちは、こんにちは、世界の国から」を知らない年代が増えました。ひとり孤高の人のようにたたずむ太陽の塔。その周りにかつて世界中のたくさんの人が集まっていました。茫々とした平日の昼下がり、人の姿は無く、自分の心と向き合うのに十分過ぎる時間を過ごしました。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2008/12/03

「昭和八十三年度!ひとり紅白歌合戦」 サザン

 紙吹雪が舞う、飛び散る汗、アーチストに合わせて立ちっぱなしの観客、会場は興奮のるつぼ。

 生中継!桑田佳祐 AAA 2008「昭和八十三年度!ひとり紅白歌合戦」を偶然みました。サザンオールスターズの桑田佳祐さんが1970ー80年代の和製ポップスやグループサウンズ、アイドルソング、90年代から現在に至るまでのヒットソングなどを紅白に見立てて一人で歌っていました。

 延々三時間以上に及ぶステージの中で映し出される桑田さんの姿。アップされた顔。顔?昭和の良き時代に聞き慣れた歌の数々を本人の心情になりきっているかのように体全体で、そして顔中の筋肉を使って表現していました。かつて、彼は、「声は楽器の一部である」と言って衆人を驚かせました。このコンサートでは、どの曲をとっても口を大きく開けてはっきり丁寧に歌っていました。その顔の表情筋の一つ一つが細やかにそつなく動く様を想像してみてください。トランペット奏者の口の周りの筋肉が吹くという動作で発達するのは想像の範囲。彼のそれは、言葉を紡ぐ楽器の様であり、言葉の意味を的確にとらえその心情を体と顔の筋肉で表現するうちに自在にうごかせるようになったのだと思います。

 東洋医学では、顔は心といいます。体の調子が悪いときは顔の表情が乏しくさえません。心が不安定な時は、意識的に顔にすいなと呼ばれる中国のマッサージを施術します。心が安定すれば体が健康になり、体の調子が整えば心は安定します。 

 彼の全身全霊を傾けてうたっている顔を見て心の安定している人柄をかいま見ました。彼の30年の演奏活動のたまものが揺るぎない心の安定ならこれほどすばらしいことはありません。来年からの新曲の楽しみも増えたすばらしいライブ中継でした。

 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »