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2008年4月

2008/04/18

チャングムと韓医学

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2008/04/15

チャングムの韓医学

 ビデオで「宮廷女官チャングムの誓い」をみています。16世紀初頭、医女大長今、医女偉大なる長今{チャングム}という称号を与えられた実在の人物のお話です。物語はフィクションですが鍼灸師として見るところが多くありました。
 
 時の朝鮮王中宗が病に倒れました。内医院の医局長の診断では悪化するばかりです。奴卑という低い身分の医女チャングムが皇后の命により治療をまかされます。過去の病歴を調べ、日常生活、食生活、飲料水の水源等事細かに調べていきます。もと女官だった彼女の水に対する思い入れは深くとうとう原因を突き止めます。王の湯治に使う温泉のそばで飼育している牛が飲んだ温泉の水に微量のひ素が混じっていて、その牛乳をたくさん飲んでいる王が病を得たという診断でした。
 
 彼女は、王の顔色、舌の色、脈診、腹診等を診て鍼治療、漢方薬、食事指導を徹底して病を治しました。一番圧巻だったのは鍼治療の後、王の体にマッサージではなく本物の推拿が施されていたということです。按法、推法、拿法、圧法、全て診断どうりの治療処置でした。物語を組み立てるにあたり、現代の韓医学が使用されたのでしょう。その水準の高さに驚かされました。また、王に対する治療姿勢、方法等はこちら日本のベーネ南船場治療院と同じであることにも誇りを覚えました。
 
 遠く漢の時代に生まれた鍼灸医学、漢方医学、はチャングムの時代を経て現代の韓医学に受け継がれていきました。日本では鍼灸医学、漢方医学は伝統医学として消化されました。明治時代以降ドイツ医学を第一に取り入れられたのでこの医学は下火になってしまったのが残念でなりません。

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2008/04/04

春のツボ

 桜が満開です。連日の寒さと風がやみ気持ちが緩みます。春らしい温かい日は、鍼治療で取るツボに共通するものが出てきます。解谿、然谷、行間、太衝。これらの足回りのツボを取穴し出すと、春の実感がします。春は気が上にのぼりやすいため顔が赤くなります。顔が赤い人が来たら解谿、然谷、行間で火を降ろします。脇腹の張って苦しい人に、太衝穴で肝の疎通をはかります。桜の花が満開なのに鬱々と憂鬱な人、なんとなくいらいらする人にも有効です。
 4月に入り新年度。環境がめまぐるしく変わる人も多いと思います。緊張のしすぎで体調を崩しやすくなります。春のツボの出番です。待ち望んでいた春なのに、木の芽立ちは調子が悪いと思っている人、春のツボの出番です。春は春らしく、装いも新たに伸びやかに軽やかに過ごしたいものですね。鍼治療はあなたの期待を裏切りません。

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