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2007年8月

2007/08/27

世界陸上、100m男子、朝原選手100分の1秒出遅れる

昨夜の世界陸上大阪、100m男子準決勝で、朝原宣治選手は五輪を含めて、五度目の準決勝の壁を越えることができませんでした。
前日の予選での伸びやかな走りが、一転、後半の加速のスピードにのれなかったのが誰の目にも明らかでした。
スタート前に映された朝原選手の顔、赤色から、飛び出す瞬間に黒色に変わりました。
私はハッとしました。
顔が赤い時は、走る闘志がむき出しになり、全身の血液がやや熱をおび筋肉に充分送られていることを示します。黒色に変わった時には、その血液はサラサラ状態から廻らなくなったことを示します。

新聞には100分の2秒のスタートの遅れ、と書かれてありましたが、まさにこのとおりになりました。
後半の加速地点ではぐんぐんスピードにのれない原因にもなりました。
顔色が変わる一瞬に朝原選手に何がおこったのでしょう?
35歳という年齢による昨日からの疲れもあったでしょうが、何よりも世界の準決勝進出のプレッシャー、緊張だったかもしれません。
過度の緊張は、肝の条達(のびやかさ)をうばい、筋肉がひきつるように固くなります。
多くの選手はこの為に、本番前にイメージトレーニングをしたり、好きな音楽を聞いてリラックスを心がけます。
万全を期した朝原選手ではありましたが、スタート直前に体が固くなってしまいました。
もし顔色が青ければ、どこかに痛みがあることを示します。
白は風邪をひいているか、体がだるく弛緩していて、エネルギーが燃焼できていません。
黄色は、暗い黄色は、血虚で血が足らない、明るい黄色は、体の中に湿熱がたまっています。
東洋医学では、このようにして人の体調を判断しているのです。

昨夜の液晶テレビ画面に出ていた朝原選手の心の機微をスタート手前でみてとれたのが良かったのか、悪かったのか。
10秒の壁に挑み続けた朝原選手に長居競技場の大観衆は惜しみない拍手を送っていました。
決勝では、タイソン・ゲイ(米)が9秒85で初優勝、世界最速を制しました。

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2007/08/24

鍼治療~世界陸上走り幅跳びに一役かう

 我家の次女は陸上部、中学一年生。
100m、200m、走り幅跳びを練習しています。
娘の目標は、池田久美子さん。
明日から始まる世界陸上、走り幅跳びでメダルを狙います。

先日、朝日新聞で池田さんのスポーツトレーナー 松下美穂さんの話が掲載されていました。
タイトルは ”世界陸上代表の池田久美子、記録の陰に「静の鍼」 ”
池田さんは松下トレーナーと専属契約を結んでいます。
その理由の1つが「静の鍼」。
つまり、極力痛みをおさえた鍼の治療を受けているというのです。

先のとがった鍼は刺されると痛いというイメージがあります。
プロの鍼灸師は老若男女、年齢、体形、病の性質によって鍼の刺激量を縦横無尽に変えることができます。
緊急のときは、大きな響きを与えて急を救います。
痛み止めにはある程度の刺激が必要ですし、小さい子供には、こすったり、接触するだけで刺さない小児鍼というのもあります。

池田さんは日頃の競技生活から必要に迫られて行き着いたのが鍼治療でした。
手・足・腰・膝などの痛み止めはもとより、ケガの予防、肉体、疲労、全身調整にも効果を発揮します。
日本から世界に挑戦するアスリートが7m越えの記録達成の為に、針治療を選んでくれたのは、とてもうれしい限りです。
あと手のひら一つ分、20cmたらずを飛べば夢の7m越え。
手のひら一つ分の中に世界の強豪がひしめきあっているのです。

一方の娘は、夏休みのほとんどを、炎天下の運動場を走り回り、真っ黒。打撲、すり傷、筋肉痛は故障に入らず。足の捻挫は針治療で2~3日で治りました。世界の7m越えを4m越えに置きかえ池田さんを目標にがんばっています。

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2007/08/10

陽気は海からの贈り物

 ぷかり。ぷかり。
水から顔だけ出して空を見上げる。青い空、青い海。
この不思議な空間。波の音もかき消されて、あるのは水の中に浮かぶ自分。
全身の力を抜かないと水没しそうになる。
こんなに注意深く力を抜くことはめったにない。

今年6回目の海。海には陽気があります。
陽気は海からの贈り物。
プラスイオンとも言います。
赤ちゃんとして生まれたときは陽気の塊であったのに、トシを重ねることにより減ってしまう陽気。
カラダを温めたり、元気のバロメーターでもあります。

前半は沖縄の海。
6月だというのに暖かくて陽気いっぱい、海の中が温かいことを初めて知りました。
後半は伊勢、太平洋の海。
7月も終わりだというのに、ひんやり冷たい海でした。
いずれも海のミネラルをたくさん体の中に吸収して帰りました。

何故の海?
ひとたび仕事になりますと、一日中クーラーの中。一度も外に出る暇がないことも度々です。
当然、足腰が痛いくらいに冷え、お腹がプーッと張ってとても苦しくなります。
夜の腰湯をしてトリスープ、生姜で対抗するのですが、貯金した陽気は目に見えて少なくなるのが分かります。

今年はいつもの夏になりたくなくて、6日間海の中でプカリ。
青い空、青い海を思い出しながら、お盆は休まず診療しています。

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