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2006年11月

2006/11/10

アリババと四十人の盗賊

芸術の秋。 
日頃全く縁のないバレエ公演を観に行きました。

「アリババと40人の盗賊」 地主薫バレエ団。

「アリババ」が踊る、カシムが踊る。モルギアナが踊る。3頭のロバの軽快な踊り。
40人の盗賊の力強い群舞。
若いダンサー達が柔軟な体を活かしてジャンプ、ジャンプ。720度2回転ジャンプ。着地。
ため息がもれそうな連続技。
酷使される腰、膝、足首。それを感じさせない、あくまでも優雅でしなやかな振りは観る者を惹きつけます。
華やかな舞台の裏側で、一人一人のダンサーのこの一年の猛練習と精神と肉体の葛藤が思い起こされました。

加えて、厳しいレッスンにはつきものの故障、アクシデントは理由なしでは起こりえません。
睡眠不足による骨折、腰痛、夜遅い食事により、肩・背中・膝・足首の故障。
シャワー生活による全身の冷えで、寝ちがい・筋違い・ギックリ腰。
この上に疲労・過労が重なると・・・・・・・。
 
体力と若さでつっぱしるのでなく、体調管理もいくらか考えてくれたらなぁ・・
と職業柄、アスリートやダンサーを治療する私はつい、彼らの足腰に目がいきます。 

フィナーレはすべてのダンサー、関係スタッフの汗と涙の結晶がうねりとなって観客を魅了してやみませんでした。拍手、拍手、カーテンコール。

遠いペルシャの国の千夜一夜物語。
500年後、東の日の出る国日本で、クラシックバレエの中で大輪の花が咲くように見事に甦りました。

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