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2006年5月

2006/05/05

優先順位

四月から新学期が始まりました。3人の子供がいる私は、お弁当作りは避けて通れません。

お茶を沸かして、卵焼き、ウィンナー、野菜をゆがいて、と、頭の中でシュミレーション。どのおかずを先に作ればガスコンロや鍋を有効に使えるか、時間を短縮できるのかを瞬時に判断しなければなりません。

あなたがサラリーマンやOLなら、まず仕事の優先順位を考えて仕事をするでしょう。

あなたが主婦なら、一日の家事のスケジュールを効率よくすることを考えるでしょう。

鍼灸治療の手順を決めるのも同じことが言えます。

肩こりで来院された患者さんは、肩こりを優先的に治療するべきでしょう。
しかし、風邪や二便(大便・小便)に異常がある時は、こちらを優先します。万病の元である風邪はひき始めをしっかり治療しておくと、後々で様々な症状に苦しむことはありません。二便は、毎日食事をしている以上、腸胃がスムーズでないと困ります。

ギックリ腰、頭痛、胃痛、生理痛など、急性症状がある時は、最優先に治療するのは言うまでもありません。

こうして、熟慮を重ねた上での、始めの一本の針の穴は慎重に決定する必要があるのです。

人の身体には約360個の穴があります。始めの一本目は、最も治療効果が高く、全体の50%の効果をあげることができます。起(スタート)の優先順位を決め、承転結とある種のストーリーができれば、とても良い治療になります。

毎朝のお弁当作りのシュミレーションは、早さとの勝負でした。
本業の針灸治療の方では、その日、その時、その患者さんの体に最適な第一番目の穴をどのように決定するか、毎回真剣勝負です。

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