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2006/03/13

健康をください

「健康をください」
25年前、5年間の住み込みの内弟子修行を終える際にF師匠にお願いした言葉です。

「卒業記念に欲しいものはあるか?」と聞かれた折、即座に「健康をください」と答えたのには訳がありました。冷え性・弱い胃腸・虚弱体質。これから針灸師として患者さんを治療していけるかどうか全く自信が持てず、身体の不健康を一掃させたかったからです。

漢医術は、中国の漢の時代に集大成されました。道教思想に基づき不老長寿を目標にします。
秦の始皇帝が不老不死の薬を捜し求める話は有名ですね。

この医術の特徴:


  • 針・灸・切開を外治法
  • 煎薬・丹薬・食餌を内治法
  • 正骨・あんま・指圧を骨傷法
  • 導引・吐納・整体・養生・温泉浴を気功法
おおまかに4つに分類し、病気によって使い分けします。(ただし中には失伝されているものもあります)

  • 第一優先は針灸治療。皮膚表面に針や灸をして内臓に効かすことができます。
  • 漢方薬は直接内臓に効かせ、外部を治すことができます。
  • 骨折・捻挫などの外傷時には、正骨・あんま・指圧で調整します。

肩こり・腰痛を例にお話ししましょう。まず、何故肩が凝るのか、何故腰痛をおこすのかの原因を考えるところから始めます。その上で、内臓の不調をとりながら肩こり腰痛の症状に効く針灸治療を行うのです。必要であれば、あんま・整体・指圧を加え、原因によっては養生法、自分でできる体操法を教えます。

治療後、来院時とはうって変わって血色の良いピンク色の顔色になり、しかもつらい症状が取れていれば、治療は成功。
ピンク色の顔色は、内臓が元気に動き出している証拠です。同時にこりや痛みが消えていれば、不老長寿の第一歩がスタートしています。

内からの活性化は内臓の若返りであり、それが外にあふれると、肌のきめの細かさ、髪の毛のつややかさ、豊かな黒髪にまで波及します。今はやりのアンチエイジングの本来の姿ではないでしょうか?

始皇帝が望んでやまなかった不老不死の薬の原点は地道な治療であったと考えます。私が欲しかった健康は以上の積み重ねでした。

師匠から卒業記念にオメガの時計をいただきました。25年後の今、それは私の手もとで一日も休まず時を刻んでいます。

3人の子供の母親、主婦業、針灸師、週2日、若いお母さんたちに混じってかなりハードなバレーボールの練習。あんなに悩んだ冷え性は、一年中くつ下をはかずにすむようになりました。これからも、不老長寿=(健康で長生き)の方法を、このブログから発信していこうと思っています。

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