2018/02/11

胃腸が動かない(旧正月5日前)

 平昌冬季オリンピックが始まりアスリートたちの熱戦に、自分のからだも一緒に動いているような感覚におちいります。

 十日ほど前の満月の皆既月食から次の新月、旧正月までは一年最後の土用(大晦日)で胃腸がほとんど動きません。寒いうえに胃が動かないとなると、からだがだるい、ねむい、むくみがひどいなどの症状がでます。休日は家でこたつに入ってうつらうつら。猛烈寒波のニュースに、大阪は雪が降らない幸運を感じます。

 昨日のはり治療は、雨降り、土用、寒いのミックスでなかなか患者さんのからだが反応してくれませんでした。冬対応の太い針を使ってもゆっくりしか動きません。穴に刺したはりをゆっくり回転させたり、雀がえさをついばむようになんども中にはりを押し込んだりしてからだの気や血や水を動かします。これが夏だったらあっという間に整うのにと何度も思いました。

 旧正月5日前。2月16日が旧のお正月。陽気が回り始めます。胃腸が消化を始めます。一年の滋養と健康のためにお餅を食べる習慣はこの日のためにあるのです。

 あと5日は大晦日、食べ過ぎないように。すっきり春を迎えましょうね。

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2018/01/22

防寒着(ズボン下)

 どんより曇り空。冷たい雨。風が体温を奪う。

 ついにやって来ました。マイナス67度のロシアから冬将軍。日本に舞い降りて寒さと大雪を降らせるという予報。

 一作日は暦の上では大寒。寒中は一年で一番寒い時。

 頭寒足熱。下半身の防寒はとても大切です。この冬将軍のために、今日から足元をウールのズボン下に替えました。ふんわり空気を包み込み皮膚にも優しい感じです。昨日までのテンセル(指定外繊維)とシルク混の重ね履きは比べると天と地ほどの違い。暖かさに余裕がありません。しばらく薄手のウール100パーセントのズボン下が離せません。(昔のらくだ色のパッチの女性版)
 
 96歳の父は、ユニクロの1・5倍暖かいヒートテックのズボン下愛用。長女は、爆暖というスバッツ。科学繊維の粋を極めた暖かさで怖いものなしだそうです。弱点は、少し暖かくなるとかゆくなる。静電気を帯びること。

 登山が趣味の友人は、スーパーメリノウールというウール80パーセントと化繊の混紡。かゆくなく、登山で汗をかいても汗がべたべたにならない、その上暖かい優れものだそうです。

 カシミア100パーセントでは、暖かさは最上級。値段も最上級。あこがれます。手が出ません。

 薄手のものを2枚重ねると効果的です。皮膚の弱い人は、肌に直接あたるところを天然繊維にするとかゆくありません。その上に爆暖スパッツなどにすると寒さを寄せ付けません。

 靴も大切です。冬は寒い地方の人がはくスノーシューズが理想的ですが,無ければ底が厚いものを。下からの冷えをシャットアウトします。

 朝の氷点下。大阪でもやってきます。しっかり防寒して寒中を乗り切りましょう。

 

 

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2018/01/08

腕力

 「重い」 危うくゴム湯たんぽを落としそうになりました。

 やっと熱が下がった朝、容量1リットル余りの湯たんぽが重くて持てない?はじめはどういうことかさっぱりわかりませんでした。持つと、前腕の筋肉が重く、湯たんぽを支えることができない。いつの間に筋力が落ちたのか?

 大晦日から風邪と発熱。抗生物質を3日間服用した後のこと。胃腸が荒れて消化力が落ちているため手の前腕の筋力が効かなくなったと思われます。わずか3日にしてこうでした。しばらくは、おかゆに梅干生活。お正月のおせちや雑煮とも無縁の生活が続いていました。もちろん、腕力だけが無くなるわけではありません。足が重く3階の自分の部屋にもどるのもしんどい。

 人のからだは、手の腕力と足の大腿や下腿の筋力はみな胃や腸につながっていることがよくわかりました。手や足だけではなく、からだにも力が入らない、胃腸が完全に動いていない。

回復して少しずつ食べる量が増えてくるとだるさも無くなり重いものも平気で持てる、歩く距離が以前にもどる頃にはからだのだるさが無くなって時間がくればお腹がすく日常にもどりました。

 食べすぎとは無縁な清貧なお正月になりました。

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2017/12/25

クリスマスの副産物

 あめ色に焼き色がついた、まるまるのローストチキン。きれいな箱に詰められて我が家にやってきました。

 子供が小さい頃は、お手手のところ、肉がたっぷりついているもも肉、とじゃんけんで取り合いをしていました。今年は、家族が減り子供たちは就職や結婚で家を離れました。肉の部位はより取り見取り。張り合いもなくさみしいクリスマス。いつも手作りするピザもつくりませんでした。

 手を油でギトギトにして口いっぱいにほおばる姿はなつかしい思い出。家族3人で食べよいところを食べてクリームスープを飲むとそれでおなかがいっぱい。張り合いがないと満腹中枢がすぐ働いてしまうようです。

 食べたあとは、鳥の骨をたたいて髄を出して、鶏がらスープを作りました。水、生姜のかけら、にんにく、ねぎを入れて、一時間ほど煮出します。鶏がらスープは骨に適度の肉がついていて濃いだしがとれます。

 にぎやかだった家族の昔と今、親から子供への世代交代。スープはそれをつなぐこころと身体をを変わりなく温めてくれるクリスマスの副産物となっています。

 

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2017/12/10

土と内臓(微生物が作る世界)

 ふかふかな土、みみずがうごめく。虫たちが作物をかじる。太陽をいっぱいあびた野菜や穀物が収穫できる。

 有機野菜のイメージがこの本によってより確信をおびて身近に感じるようになりました。

 「土と内臓」(微生物が作る世界) Dモンゴメリー、A・ビクレー著 築地書館 を読みました。

 地質学者と生物学者の夫婦の共著。荒地の庭が、わら、コーヒーのしぼりかす、牛糞、落ち葉などにより2-3年かけて黒いふかふかの庭になりました。硬い土が、ゆっくり栄養豊富な土に変わっていくさまを想像するだけでも興奮しました。

 植物と土の中の微生物は、生物学的な取引関係を営んでいます。それが、植物の防衛機構として機能します。それにより、植物は、土からの栄養をたっぷり吸収しています。有機野菜や作物は、昔の味がして美味しいといわれる所以です。

 今は、多くの作物が化学肥料、農薬により、土と微生物たちとの取引関係が悪化し、それを補う意味で遺伝子組み換えという方法により収穫をたかめる方法が注目されているのが実情です。

 美味しい野菜や作物を食べているわたしたちのからだはどうなっているのでしょうか?食べた物が胃から腸に送られ腸内細菌群を活発化させます。栄養は、腸から吸収され人の体がつくられます。食べたものが人の血となり肉となり外敵(ウイルス,細菌)から身を守る免疫機能を保っています。作者の妻は子宮頚がんを発症するにあたり免疫システムと腸内細菌と密接につながっていることに気づきました。虫と共存する土の世界とひとの内臓の腸内細菌群の免疫システムが重なってみえました。

 土に栄養を与えれば土がわたしたちを養い続ける世界。身体だけではなく、心と精神、生命と健康の根本は、微生物の営みであると作者はいいます。


 我が家の冷蔵庫の野菜室のなかには、2週間以上前に届いた有機野菜がはいっています。水に漬けると届きたてのようにシャキッと生き返ります。生きている野菜。土の中から吸収した微生物と栄養が細胞の単位のなかにもゆきわたっていると感じる瞬間であります。

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